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友人と連れ立って観にいっていきましたので、レポートしたいと思います！

公式サイト：http://www.hughjackmanonbroadway.com/

ヒュー・ジャックマンは映画俳優というイメージが強いと思いますが、実はこの方、歌って踊れるエンターテイナーなのです。もちろん演技もできるので、いわゆるトリプル・スレット（歌・踊り・演技が全部OK）というやつですね。

舞台は、これまで「美女と野獣」 「オクラホマ!」 「サンセット大通り」、そしてトニー賞で主演男優賞を受賞した「The Boy from OZ」など、そうそうたる作品に出演しています。

歌が上手いだけでなく、踊りもなかなか達者で、天は二物を与えず、というのはこの人には当てはまらない感じです。歌も、必死に全力で歌っている、という感じでなく、余裕で楽しんでいるように見えます（実際はどうか分かりませんが、観客にはそういう風に見える、というのが大事なポイントだと思います）。

２年ほど前には、007でお馴染みのダニエル・クレイグとの２人舞台「ステディー・レイン」という芝居にも挑戦。これはミュージカルではなく、約２時間、この２人だけで喋りっぱなしの舞台でした。私も観たのですが、予習無しで臨んだため、内容がさっぱり分からなかった！ という苦い思い出が。。。

そんな前置きはさておき、このコンサート、なかなか楽しいものでした。（この先ちょっとネタバレしますので、見る予定の方はご注意下さい）。

曲目は、ミュージカルからはミュージカルメドレーや、「オクラホマ」「回転木馬」などのクラシック、「The Boy from OZ」からの曲など盛りだくさん。個人的には１幕の最後に歌った、回転木馬からのSoliloquyというとても曲が気に入りました。この曲、とても長いし下手にやると寒くなる難曲だと思うのですが、持ち前の歌唱力と演技力で、余裕たっぷりな感じでした。

その他には、映画音楽やジャズなど、どれも器用にこなしていました。

歌の合間の喋りも、彼の人柄の良さがにじみ出る感じで良かったですが、お約束の観客いじりはちょっと多すぎた気がして、だったらもっと歌って踊って欲しい、と思ってしまいました。

舞台装置はほとんどなく、バンドがステージ上に構えています。衣装もシンプルで（ひとつの衣装を除き。。。）バックダンサーも４，５人だけのミニマムな舞台で（つまり地味という事です）、ヒュー・ジャックマンのタレントとスター性だけで、ぐいぐい引っ張っていく感じでした。

さて、最後にお得な情報。このショー、学生を対象に抽選制の当日券があります。開演の２時間前までに劇場に行き、申し込みをします。そして２時間前に抽選があり、見事当たると31.5ドルでチケットがゲットできます。一般料金は140-170ドルほどしますので、かなりお得ではないでしょうか！ただし、このチケット、各公演9枚ほどしか出ないので、くじ運が必要ですが、学生の方は挑戦してみてはいかがでしょうか（学生証が必須です）。

１月１日までの限定公演です。お見逃しなく！

Ken