今年のニューヨークシティマラソンが行なわれる予定だった
11月4日から、ちょうど1ヶ月たちました。
1ヶ月前のその朝、スタート会場となっていたスタテン・アイランドに
4万7千人ものランナーが集まるはずでしたが・・・
その時点ではまだハリケーンの爪あとも生々しく、
大会は史上初めて中止となったのです。
本来ならニューヨーク市内を駆け抜けていたはずの
「その日」をどう過ごすか。
それが世界各国からやってきたランナーたちのテーマでした。
そして多くのランナーは同じ結論にたどり着きました。
そう、「ランナーの聖地」といわれているセントラルパークへ・・・
ちょっと見ると、レースが行なわれているのではないか
と錯覚するほどの光景でした。
あちこちで応援部隊の声援が飛び、
水やゲータレイドやキャンディなどを配る私設エイドも登場していました。
フィニッシュゲートは記念撮影をする人たちであふれていました。
ほんの1週間前に襲ったハリケーンを忘れさせるような好天気。
40年を越えるニューヨークシティマラソンの歴史の中で
唯一、行なわれることのなかった大会として記憶に残っていくことでしょう。
そして来年は、再び
ニューヨークを駆け抜ける世界中のランナーたち
の姿が戻ってくることを期待したいものです。
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