ミュージカル好きの私ですが、たまにセリフだけの芝居にも果敢にチャレンジします。
最近見た芝居は2本。「ピーターと星の守護団/Peter and the Starchatcher」と「戦火の馬/War Horse」です。
ミュージカルですと多少英語が分からなくても、歌や踊り、舞台装置などで何となくストーリーを追えますが、予習なしでの芝居観劇はハードルが高いですが、分かった範囲で(笑)レポートしたいと思います。
まず、「ピーターと星の守護団/Peter and the Starchatcher」。
これは、タイトルにヒントがあるように、ピーターパンの前日譚のようなストーリーです(映画風に言うと、ピーターパン:エピソード0?)。ある少年がどのような経緯でピーターパンと名乗るようになったか、も明かされます。ティンカーベルやウェンディもチラッと登場し、芝居の最後がピーターパンの物語へと上手いこと繋がります。これはアイデアの勝利ですね!この原作を思いついた人に企画賞をあげたい。
「ピーターと星の守護団」と「ピーターパン」の関連性でいうと、どちらも前日譚という設定の点で、「ウィキッド」と「オズの魔法使い」を思い浮かべる人も多いと思います。しかし、「ピーターと星の守護団」はあくまでもお芝居ですので、「ウィキッド」のような派手さはありません。むしろ、小道具やパントマイムなどで様々なシーンを表現し(人間がドアになったり、ロープで空間を表したりする)、小劇場的な味わいがあります。ストーリーも、一瞬“吉本新喜劇?”と思うくらいの大衆的な内容です。
続いて、「戦火の馬/War Horse」。
この作品は、スティーブン・スピルバーグによって最近映画化されたので、ご覧になった方も多いかと思います。この舞台の最大の見所は、馬をどのように舞台で表現しているか、という所です(ちなみに、本物の馬は出演しませんよ)。1頭の馬を役者3名で操作するのですが(頭部担当、前足担当、後ろ足&尻尾担当)、これが本当にリアルで物語に引き込まれているうちに、人間が操作していることを本当に忘れてしまいそうになるほどのシアター・マジックで、これぞ生の舞台の醍醐味です。
↓リンカーンセンターで上演しています。
この2作品、残念なことにどちらも1月にクローズしてしまうのです。今なら駆け込みで間に合いますので、ミュージカルだけでは満足できない演劇ファンの方はお急ぎ下さい!どちらもH.I.S.ツアーラウンジにて手配可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
H.I.S. ツアーラウンジ(ヒルトンニューヨーク・地下1階)
TEL: 1-800-929-8644(フリーダイヤル) 又は 212-977-5800
ピーターと星の守護団/Peter and the Starchatcher: http://peterandthestarcatcher.com/index.php?camefrom=CFC_NED_PETER+STARCATCHER_Search
戦火の馬/War Horse:
Ken