往年のアルトサックス奏者、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」に
由来する老舗ジャズクラブ「バードランド」に行ってきました。
この日の出演者は・・・
なんと日本では演歌歌手として知られている八代亜紀!
そして、特別ゲストが「ニューヨークのためいき」とも呼ばれる伝説のシンガー
ヘレン・メリルという、2度と見ることができないような顔合わせでした。
バードランドは何回か訪れたことがあるのですが、南部料理をメインにした
ディナーが安くて美味しいのが魅力的で
個人的には、かの有名なジャズクラブよりお勧めだったりします。
写真を撮り忘れたので画像はありませんが、今回注文したクレオールの
ミートローフもなかなかの味でした。
さて、食事を終えたところで、紺色のロングドレスを身にまとった
八代亜紀がステージに登場。
ピアノ、ベース、ギター、ドラムスによるジャズ・アレンジの伴奏で、
まずは「雨の慕情」から、この日のプログラムが始まりました。
それから「FLY ME TO THE MOON」、「再会」、「ジャニー・ギター」、「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」とお馴染みのジャズナンバーを披露した後、ゲスト・ヴァイオリニストのレジーナ・カーターの伴奏で「枯葉」、ゲスト・ヴォーカリストのカート・エリングが加わって「スウェイ」のデュエットと続きます。
そして、いよいよこの日のもうひとりの主役、ヘレン・メリルが登場。
一説によれば90歳を越えているとも言われていますが、とてもそんな高齢
とは思えない声の伸びで、「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」
そして「五木の子守唄」のデュエットを聴かせてくれました。
一緒に歌った八代亜紀も「夢のような1日です・・・」と感慨深げでした。
締めはジャズ・アレンジの「舟唄」、アンコールも2曲披露。
昭和50年代の空気と、現代ニューヨークのジャズの雰囲気がミックスされた
絶妙のライヴが幕を閉じました。
この日のライヴは、文字通り一期一会の歴史的イベントとして、
忘れられないものになることでしょう。
■MORE INFO■
BIRDLAND
315 W 44TH STREET
NEW YORK, NY 10036
TEL: (212) 581-3080
http://www.birdlandjazz.com
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