ティム・バートン監督による2003年の映画「ビッグ・フィッシュ」piscesがミュージカルとなりブロードウェイにやってきました。

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このミュージカル、今秋にオープンしたばかりなのに、敢え無く年末のクローズが発表されてしまいました。舞台の写真や映像を見て興味があった私ですが、クローズのニュースを知り慌てて観に行ってきました。

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映画の舞台化はよくありますが、この作品は現実のシーンと主人公の語るファンタジックな回想シーンとが交互に、ある時は同時進行で繰り広げられるのですが、その演出がいかにも舞台向きで、もともとミュージカル化を見越していた映画かと思うほどでした。

私が一番感動したのは、映画にも登場しますが、主人公がヒロインにプロポーズをするシーンで舞台一面が黄色い水仙の花で埋め尽くされる場面で、これは圧巻でした。

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この作品のオススメ・ポイントは舞台装置です。プロジェクターで各シーンにあわせてスクリーンや壁、装置に映像を投影し、一瞬でシーンが転換されるのですが、このプロジェクターが超ハイテクです。映像も静止画ではなく、ちゃんと動きます(たとえば木々が投影されると、ちゃんと風に葉っぱが揺れるのも表現)。客席側の正面から映像を投影しているのでしたら、出演者の影が影絵のように後ろに映ってしまうハズですが、影は全くなく、ではどこからどうやって映像を投影しているんだろう?と不思議でした。また、プロセニアム(舞台の額縁)もシーンによって模様が変化し芸が細かいです。

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ストーリーは心温まる家族の物語で、ユーモアあり、ほろっと来るシーンありで、舞台や衣装などで見た目も華やかですので、英語があまり分からなくても楽しめると思います。

ややマニアックな話になりますが、私はこのミュージカルの主役、ノバート・レオ・バッツのファンです。ハスキー気味な味わいのある声が特徴で(いかにもな朗々とした発声ではなく、喋っているかのように歌う感じ)、さまざまなミュージカルに主演していますが(有名どころでは、ウィキッドのフィエロ役のオリジナルキャストやレントのロジャー役など)、どんな役でもガッチリとはまり、歌も一音符一音符に感情を込め入魂している感じで、"ブロードウェイの、男・北島マヤ”と私は呼んでいます(笑)。

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ファンタジックなストーリー、ハイテクな舞台装置、そしてノバート・レオ・バッツ、この3つを観る価値アリだと思います。オススメです。

12月29日クローズですので興味のある方はお見逃しなく。とてに素敵な作品ですので、"逃した魚は大きい”ですよ(ビッグ・フィッシュなだけに)!

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Big Fishオフィシャル・サイト:http://www.bigfishthemusical.com/

Ken

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    • 投稿: ふぅしゃむ -2013年11月22日 (金) 02時40分

      ■お邪魔します♪
      初めまして!!とても引きつけられる文章で、素敵です#^^#ブログ更新頑張ってください☆ミ

    • 投稿: his-newyork -2013年11月22日 (金) 15時06分

      ■Re:お邪魔します♪
      >ふぅしゃむさんありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

    

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