2014.05.13
5月も中盤になると、短いニューヨークの春は終わって既に初夏の陽気。こうなると、人もビルも多いマンハッタンで週末を過ごすのは暑苦しい。
ということで、20を超えるワイナリーをまわってベロンベロンになった
経験を活かし、夏のショートトリップに最適な、清々しい
ロングアイランドのワイナリーの数々を何回かに分けてご紹介します。
アメリカでワインと言えば、ナパやソノマなどのカリフォルニアワインが
有名ですが、このところニューヨーク州ロングアイランドのワイナリーも
急成長を果たし、今やアメリカで第2~3位の生産量を誇るワインの
産地になりました。ロングアイランドはマンハッタンの東側、JFK空港の
更に東に大西洋まで広がる大きな島。海に近いことに加え、気候も
土壌もブドウ栽培に適したここロングアイランドでは、1973年から
ワイン作りがスタートしました。現在では30軒以上のワイナリーが点在
し、そこで作られたワインは数々の賞を受賞するにいたっています。
これらロングアイランド産ワインはその大半がニューヨーク州内で消費
されているため、他州や海外では手に入り難いのが実情。NY市内
でも限られた銘柄しか入手できません。ここを訪れてしか味わえない
「地産地消」の味を、広大なブドウ畑が広がるその産地でたっぷり
味わってみませんか。
<本日のお勧めワイナリー>
その① Macari Vineyards and Winery
一面のブドウ畑の中に広々としたテラスのある瀟洒な木造の建物が建ち、
少人数であれば敷地内でピクニックも楽しめるワイナリー。
建物の中はオシャレなテイスティングルーム、その周囲にはワインに合う
チーズやスナック、そして、デキャンタやワインクーラーバケツなど
本格的なワイン周りのグッズもいっぱい。
赤・白はもちろん、ドライロゼがあるのがこのワイナリーのポイントです。
オーガニック栽培にこだわったこのワイナリーのワインは、
ワイン通にも定評あり。お勧めは・・・
白:爽やかな飲み口で誰にでも好まれる「Chardonnay Early Wine」
赤:程よいボディで香り豊かな「Merlot Reserve」
1978創業の、ロングアイランドでも老舗のワイナリーのひとつ。
70エーカー程の敷地には、シャルドネ、メルロー、カベルネフラン、
カベルネソーヴィニョン、ピノノワールなど、
様々な種類のブドウが栽培されています。
この素朴なワイナリーには、お花とグリーンに囲まれた素敵なピクニック
エリアもあります。試飲の後は気に入ったワインを買って、ランチを
楽しむのに最適。郊外でのゆる~い時間が流れる至福のひと時です。
ブドウの成長のあらゆる工程に時間と手間をかけて丁寧に手作りされる
ここのワインは品質の高さに定評あり。夏には嬉しいスパークリング
ワインがあるのも魅力です。
数多くの大会でメダルを獲得している、ロングアイランド屈指の名門
ワイナリーのひとつ。かわいらしいワイナリーの建物と、その裏庭に
広がるブドウ畑は、名門ワイナリーでありながら親しみ易さを感じる、
フレンドリーなワイナリーです。
ここのお勧めは、何を置いてもリースリング。ワインアワードのオスカーとも
呼ばれる「The New York Wine & Food Classic」で第一位に輝いた
リースリングは、「甘い白ワインは苦手」というあなたもきっと気に入る、
スッキリした飲み口でどんな料理にでも合う逸品です。
ロングアイランドのワイナリーエリアは、マンハッタンから車で約2時間。
自分で運転する必要もなく、ドライバーへの気兼ねもなく飲める人気ツアー
ロングアイランドワイナリー巡りと旬のフルーツ狩り
は、毎年多くのお客様からご好評を頂いている、H.I.S.ニューヨーク支店の
夏の定番。本日ご紹介した3つのワイナリーで10種類以上の試飲が
楽しめる上に、旬のフルーツ狩りまでできる週末の日帰りツアー、
今月は5月24日(土)催行。詳細はコチラから
Kathy