観光 2014.07.25

先日、国連本部のツアーに参加させていただきました。
44ストリートのイーストリバー沿いにある、立派な建物。
敷地内に入ると、ここはもうニューヨークではなく国際地域です。


国連加盟国193カ国の旗。
毎日、一つ一つ手動で上げ・下げしているそうです。

残念ながら現在国連のビルは改装工事中で、一番メインの総会のビルには入れません。
代わりに、各国からの寄贈物が飾られているイーストリバー沿いの道を通って行きます。
ここは総会のビルがオープンしたら通れなくなるそうなので、
今のうちに行っておく価値はあります!


ドイツからの寄贈、ベルリンの壁の一部

ビルの中へ入り、3階へ上がるとまず見えるのがこの巨大なモザイク。


"Do Unto Others As You Would Have Them Do Unto You"
「自分がして欲しいと願うことを、他人に施せ」

アメリカの人気イラストレーター、ノーマン・ロックウェル氏が書いた絵をもとに、
イタリアのヴェネチアンガラスを使って作られたもの。
書いてある言葉は「黄金のルール」といわれる文で、
どの国のどの文化、どの宗教でも共通して教えられているものだそうです。
世界中の国々を代表する国連にとって、ぴったりの言葉だなー、と感激してしまいました。


School in a Box = 箱の中の学校

この箱は自然災害等の緊急事態にUNICEF (ユニセフ)から送られるもので、
40名の生徒が勉強するための道具が詰まっています。
学校の建物がなくても勉強が続けられるように黒板になる絵の具や、
どの文化(言葉)でも使えるようなノート(右からでも左からでも使える)等が入っています。

UNの大きな取り組みの一つには「軍縮」があり、
世界で問題になっている代表的な兵器問題を取り上げているディスプレーもありました。


地雷の見本

第2次世界大戦で使われていた地雷は今でも有効なものが多く地下に埋まっていて
その犠牲になる多くは各地の子供たち。
作るのは安くて簡単、取り除くには莫大な費用と労力が必要です。
それでも世界中の地雷をゼロにするために、国連は働き続けています。


銃がギターに生まれ変わる!?

恐怖の対象だった武器を、平和の象徴に作り変える。
単純なことですが、このアイディアは素晴らしいですよね。

同じ「軍縮」コーナーには、日本の広島・長崎で起きた原爆の説明もありました。
こちらは、日本から寄贈された被爆した像。


前から見ると普通の像


しかし背中は原爆により黒こげに焼き尽くされています。

二度とこのような悲劇が起こらないように、
世界としてどう動いていく必要があるか。
色々と考えさせられました。

他にも安全保障理事会や、経済社会理事会の部屋を見学したり、
国連の平和活動の例を聞かされたり、
とても勉強になる1時間でした。
日本語ガイドさんもいらっしゃいますので是非ご参加をお勧めします!

それに、ガイドさんも仰ってましたが、
「1時間で193カ国を訪れたので、これは世界で一番安上がりな世界一週旅行だ」と!


べあ。

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS ニューヨーク支店

    いいね!ニューヨーク
    2025.04
    loading...