アート 2015.10.21
ニューヨークの近代美術館(MOMA)でピカソの100点以上もの彫刻や立体作品を集めた展覧会が9月14日から来年2016年の2月7日まで開催されています。
遅まきながら行ってきました。
金曜日でしたが遅かったせいか激込ではありませんでした。
まず入ると、「こういう正統派のは当たり前だけど軽くできちゃうんだよね~」的なマスクとさらっと仕上げた木彫りが置いてありました。
そして次の部屋に進むと、、、、、「ひえ~~~~~~!!!(衝撃)」
「ピ、ピカソの絵が3Dになってる~~!!!(口あんぐり)」
なな、なんとあの、絵(2D)でしか知らないバイオリンが、少女が、雄牛が、、、3Dになってるんです!!!(超感動)
今までピカソ展といえば多くの絵と幾ばくかのお皿やツボが主流です。
ピカソの絵が好きな方ならこの3D展示会はわくわく、心臓ドキドキものです。
Img_2989_480_360

Three_white_and_bronze_480_360_2

絶対ジャコメッティからアイデアもらったよね、風もありますが、ガンゼンローゼスのディランのカバー曲のように完璧にピカソ流。
MOMA偉い!と感心したのは、幾つかの大きな全体的説明パネル以外は各作品の横に説明一切無し
ピカソ見るのに説明は要りません。
(もちろん各作品を説明するオーディオ・ヘッドはありますのでご安心を)
ピカソが大っ嫌いな方はピカソの少年時代の絵を一度ご覧ください
並のアーティストが一生かかる事を彼はあ~~~っという間に習得してしまったのです。
同じスタイルの絵をその後の人生ず~~と描くなんて退屈ではないですか?
還暦過ぎてもベジタリアンになっても18歳の時の歌を未だに髪振り乱して歌うローリング・ストーンズのお爺様達の方が私には変態に見えるのですが。
嫌いな方は一旦彼の絵をすっぱり忘れて、ただ知らないアーティストの展示会と思って見て下さい。
絵と違って、木、ブロンズ、石膏と自然な色合いばかりなので展覧会全体は落ち着いた感じでアレルギー反応は出ません。

Bronze_and_wood_360_480_2

ふ~~っと最初の衝撃から立ち直り、一つ一つを見直すとまたまた楽しい発見だらけ
雄牛の頭がオキーフ風に壁に飾ってあるのですが、なんと自転車のサドルとハンドル。
そんな風に様々な素材やアイディアを駆使した膨大な作品群はまさに、
Welcome to Picasso's Jungle!!
He's gonna bring you down!
Tah!
note近代美術館(MOMA)
   所在地: 11 W 53rd St., New York, NY  10019
   営業時間:月・火・水・木・土・日 10:30~17:30
              金  10:30~20:00
 
note H.I.S.でも入場券購入できます

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