音楽 2017.04.25
ジャズのサクソフォーン奏者ジョンコルトレーンの生涯を描いたドキュメンタリー映画、CHASING TRANE(チェイシングトレイン)を見てきました。ダウンタウンのWest 4thの駅を出てすぐの、インディペンデント系の個性的な映画を上映している、IFC Centerへ。

Chasingtrane_1280x720写真はIFC CenterのWebpageより拝借

ふむふむ、なかなか音響もいい、コルトレーン自身の語りはあのデンゼルワシントン、インタビューは同じ時代に一緒に演奏していた仲間達、ソニーロリンズ、ジミーヒース、マッコイタイナー、ベニーゴルソンなどビッグネームが並び、さらにコルトレーンのファンだったという、サンタナ、ドアーズのドラマー、ジョンテンズモアさらにはクリントン元大統領と、なんとも豪華な顔ぶれ。なんだかドキュメンタリーにしてはお金がかかってそうですよ。

少年時代からのエピソード、ネイビー時代、ハワイでの最初のレコーディングはムムム。巨匠も最初から天才ではなく努力の人だったのね、マイルスのバンドも一旦首になっちゃったのねと思いながら見入っていると、あれ、変な飛行機、あれなんだか見たことのある空からの映像から原爆投下で、舞台は一転日本へ。

ドキュメンタリーとはいえ、あまりネタばれになるといけないので、ここまでにしておきますね。
突然日本が舞台になり、びっくりして心がキュッとなりましたが、映画を見終わってコルトレーンの最期の頃の演奏、難しすぎ、長すぎてわからないと思っていたのが、少し身近に感じるようになれたような気がします。
これからアメリカの各都市、日本でも上映されることになると思いますので音楽ファンには是非お勧めです。

http://www.ifccenter.com/films/chasing-trane-the-john-coltrane-documentary/

PS. ご本人の希望で強行日本ツアー、広島、長崎が含まれたそうです。50年も前にはるばる長崎まで祈りと演奏を捧げに来ていただけたなんてありがたいという気持ちと、このような形で故郷の昔の映像をアメリカの映画館で見ることになるとは、感慨深いものがありました。

by あつ

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