こぼれ話
2017.06.16
毎年6月の第2日曜日に、プエルトリカンパレードが
今年で60回目のこのパレードは、10万人が参加し、300万人が沿道で見守る、
ニューヨークで最も盛り上がると言われています。
カリブ海に浮かぶプエルトリコはアメリカ領土で、
今年、破綻手続きをしたことでニュースになりましたが、
パレードはそんなことを感じさせない明るさでお祭りモードでした。
プエルトリカンパレードでは、ほぼ全ての人がプエルトリコの旗を持っていました。
プエルトリコはアメリカ領なのに別の旗…?
と思い調べてみると、この旗には悲しい歴史がありました。
1948年に、プエルトリコ独立の動きを抑えるために、Gag Lawという法律が制定され、この旗を持っているだけで逮捕されたようです。服役は10年。幼い子供も同様に服役を科せられたそうです。9年後の1957年にこの法律が無効となり、その翌年の1958年からニューヨークのパレードが始まったという歴史がありました。
プエルトリコ系の方々にとっては思い入れのあるパレードなんだな…と思いました。
TARRY