イベント 2018.07.24
7/14-15に開催された、FIA フォーミュラE選手権を観戦してきました(筆者は7/15のみ)
日本では馴染みのない方も多いかもしれませんが、化石燃料を一切使わずに競う、まさに電気自動車のF1です。
最高速度はなんと、250km/h。新幹線より少し遅いくらいです。

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街の公道を利用した、市街地コースで開催されるのが特徴で(世界三大レースの一つF1モナコGPなど)、
狭い街中を猛スピードで駆け抜けます。サーキットに行かれた方はお分かりですが、レーシングカー特有のエンジンサウンドは皆無で、ラジコンのようなモーターの音が響き渡り、まさに近未来レースという感じでした。

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舞台は、ニューヨークのブルックリン、レッドフック地区。ワイナリーなどの多い、歴史のあるまちをハイテクレーシングカーが疾走します。

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F1や国内のレースのように、練習走行・予選・決勝を数日に分けるのではなく、1日ですべてのセッションを行います。
今回のNYC E-PRIXは、土日2日のダブルヘッダーで、シーズンの最終戦。多くの自動車レースは年間のポイント数で、シリーズチャンピオンが決まります。
チャンピオン争いが最終戦までもつれ、NYC E-PRIXはチャンピンオンが決まる大事なレースとなりました。
 
面白いポイントは、電池残量が途中でなくなるため、決勝レースの途中で、車をピットで乗り換えることです。
サーキットのモニターには、スマホの画面の様に、各ドライバーがあと何%バッテリーが残っているか表示されています。電池残量を巡る駆け引きもレースのポイントです。
この乗り換えが見られたのも今季まで。来季は第二世代にバージョンアップされるため、一台で決勝レースを走りきります。
また、当日のSNSのファン投票で、上位になると決勝レースでモーターをパワーアップできる、Fan Boostというルールも採用されています。
テレビゲームみたいですね。
 
 
 
今シーズンは残念ながら、日本人ドライバーも日本メーカーも参戦していません。
一方で、F1出身者など世界的ドライバーが多数参戦し、世界の強豪自動車メーカーが参戦しています。
来季は、日本の日産自動車の参戦が決定しています。近い将来、日本でもレースが開催される日が来るかもしれませんね。
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