テーマ： カフェ・グルメ
格安ステーキの老舗TAD'Sが惜しまれて閉店した今、
手ごろな価格でステーキを楽しめる店が、ほぼ絶滅しつつあるニューヨーク。
本来、アメリカを代表する大衆料理であったものが、
普通の庶民にはなかなか手を出せない高級料理になってしまいました。
そんな今、熟成されたアンガス牛のステーキをわりと安い価格で楽しめる最後の砦として
あらためて注目を集めているのが、知る人ぞ知る「10番街の名店」
WEST SIDE STEKHOUSE（ウエストサイド・ステーキハウス）！
19世紀のオールドウエストの雰囲気をそのままに再現する木造りの外観。
ヘルズキッチン10番街（43丁目と44丁目の間）という、
マンハッタンの中心からやや離れたロケーション。
しばし都会の喧騒を忘れ、悠久の荒野に思いを馳せることができます。
茶色と白を基調とした落ち着いた店内。
ランチ時間は比較的すいているので、予約なしにふらっと立ち寄れるのが魅力。
夕食時も週末以外であれば、それほどの混雑にはなりません。
写真右上が今回初めて注文したホワイト・ルシアン。
ウォッカをベースとしたコーヒー・リキュールと生クリームを加えたカクテルで
たった１杯で頭がクラクラになるほどの強烈な一品です。
サイド・オーダーは焼きじゃがいも（写真右下）。サワークリームがトッピングに乗っています。
写真左がステーキの前座に出てくるパンです。
厚みのある焼きたてのステーキが登場！
ニューヨーク・ストリップ・ステーキ（12オンス）で29ドル。
現在も十分良心的な価格なのですが、10年前は19ドル、５年前は22ドルだったことを思えば、
米国内の牛肉が次第に貴重なものとなりつつあるのを実感することができます。
ステーキ好きの鉄則はただ一つ。「食べられるうちに食べておく」
後悔しても時間を後戻りすることはできません。
たっぷりほとばしり出た肉汁の光沢、適度な赤身と柔らかさ（ミディアム・レアです）。
もちろんソースなしで、そのまま味わうことができます。
同じニューヨークの有名なステーキハウスでは軽く２倍以上の金額がかかることを思えば、
手の届く値段で本場の味を満喫できるこの店の存在は貴重。
店の存続のためにも、最低月一回は通うべく決意を新たにした年明けとなりました。
■MORE INFO■
WEST SIDE STEAKHOUSE
597 10TH AVENUE (43-44 STREET)
NEW YORK, NY 10036
TEL: (212) 564-4803
Posted by Firebird '20
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