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「ニューヨークには本格的なインド料理のレストランが少ない」これは昔からインド人やインド料理好きの人達に言われていたことです。

 確かにロンドンに比べれば、ニューヨークには本格的・伝統的なインド料理レストランは数少なかったと言えます。それは英米両国とインドとの歴史的背景によるためで、100年近い植民地支配の時代を持つイギリスには、インドの様々な都市からの移民達によってインドの豊かな食文化と外食産業が次々ともたらされていきました。

 これに対してアメリカ、特にニューヨークにインドの食文化・外食産業が入ってきたのは比較的新しく、1960年代末といわれており、その担い手はバングラデシュのベンガル人によってでした。

 これが今もマンハッタンの6丁目(1番街と2番街の間)にある「カレー通り(Curry Row)」の始まりであり、その結果、今もこの「カレー通り」のインド料理店のほとんどはバングラデシュのベンガル料理となっています(これよりも少し前にインド南部の移民達が移り住んだニューヨーク市クイーンズ区のジャクソン・ハイツという町は、真の意味でのインド料理のメッカですので、また機会があればそちらのレストランもご紹介したいと思います)

 バングラデシュと言えば、60歳台以上の音楽好きの方々にはビートルズのジョージ・ハリソンが主催した難民救済コンサート「バングラデシュ・コンサート」(1971年)が思い浮かぶかもしれませんが、正に「カレー通り」の発祥はこの時の難民と密接にリンクしています。

 ベンガル料理にはベンガル料理ならではの素晴らしさがあるのですが、それはインドの主要都市の食文化とは異なってくるため、結果的に“本格的ではない”という評価がされることになってしまった言えます。

 そうした中、21世紀に入ってようやくインド南部の本格的な料理が新しい移民達と共にマンハッタンに入ってきました。

 場所はレキシントン街の27丁目から29丁目を中心としたエリアで、このエリアの名称であるマレー・ヒル(Murray Hill)に因んで"カレー・ヒル"(Curry Hill)、つまり"カレーの丘"、または"カレー坂"と呼ばれて人気を博しています。

 なにしろ南北約2ブロック・東西約1ブロックという狭いエリアの中に15軒以上のインド料理レストランがひしめきあっているのですから、その名に恥じないと言えます。

 どの店もそれぞれに特徴・魅力がありますが、それら15軒以上を全てご紹介することはできませんので、今回はその中から選りすぐった数軒をご紹介したいと思います。

 まずはインド本国では幅広くチェーン展開がされている人気レストラン「Saravanaa Bhavan」。

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 ここの名物は何と言ってもインドのパンケーキまたはクレープであるドーサ(Dosa)です。しかも直径30センチ以上はある巨大なドーサが軽く巻かれて出てくるのですから、見た目のインパクトも中々です。この店のドーサは全部で20種類以上。数種類のミニ・カレーやトッピングと共に食べると、あっという間に食べられてしまいます。

Saravanaabhavan_dosa

 レキシントン街のお隣、3番街に位置しますが、デザートや食後のドリンクも付いた豪華なコース料理が手頃な値段で食べられる「Vatan」はこのエリアを代表するお店の一つです。

Vatan

 何しろその皿(品数)の多さには驚きますし、一つ一つ丁寧にメニューも紹介してくれるのも嬉しい点です(下の写真はメイン料理のみで、これ以外に前菜メニューが数種あります)。

Vatanimgmin

 現在はウイルスのために閉店していて、今年12月に再オープン予定なので、店内をご紹介できないのが残念ですが、大きなガネーシャ(象の頭を持つインドの神様)が飾られて、"掘りごたつ"式の座席が中心という実にエキゾチックなダイニングも大変人気です。

 その他にも、時間が無い人にはその場ですぐにテイクアウトのできるインド料理のファースト・フード店や、インドのスパイス&ハーブからインスタント食品やスナック菓子、化粧品に至るまで何でも揃うインドのグロサリー・ストアなどもあって、食事の前後もしばらく時間を過ごせる楽しいエリアであると言えます。

 

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