ダイビングするとき用の道具に
ダイブコンピュータっていうのがあるのですよ。
どういうものかっていうと、潜水時間を計ってくれたり、ダイビング中で
一番深いところで何メートルまで潜りましたとか潜水中の平均深度は
何メートルでしたとか水温も教えてくれたりします。
あと、ダイビング中は、空気の入ったタンクの空気を吸うのですが
水の中で空気を吸うと、水圧の関係とかシャルルボイルの法則とかで
身体の中に血液に溶けた状態の窒素がたまってしまうそうで、
たまりすぎると血管の中で窒素が泡になって、それが大動脈や頚動脈
から身体に回ってしまうと泡の後ろ側で血が渦を巻いて固まりになって
血管つまっちゃったりして最悪死んじゃったりするのです。
そうならないよに、ダイビングではタンクの空気の成分比率とか、深度と
潜水時間の管理がとっても大切なのですが、ダイブコンピュータの中には
賢い人が考えた難しい計算式が入ってて、深度と潜水時間から、
モウ・・アガンナサイ!・・とか、浮上ソクド速スギ!・・とか、もっと陸で
休憩してからもう一回潜んなさいとか、機械もの操作が一切できない
自分のような者にも腕につけてるだけで色々世話を焼いてくれるのです。
普段は普通の腕時計の振りをしてるってところが心憎かったりします。
でも、電池がなくなるとあっさり見放されます。
それと、ベルトが、以前サイパンの旧日本軍の塹壕に入って写真をとった
その晩からポロポロとちぎれ始めて大変恐ろしかったのですが、そんな訳で
しばらくの間、部屋の中でどっかいっちゃったり、猫が隠し持ってたの見つけ
たりして使ってませんでした。
しかもこのダイブコンピュータ、ダイビング中に絶対に水がはいっちゃだめ
なものですから、電池交換も専門業者に頼まなきゃですごく高いのです。
こういう時には世界のGショック!(用のベルト)、8ドルなり。
電池交換はイチカバチカの近所のスーパーの時計売り場。
工賃無料の電池のみ価格5ドルなり。
最初はちゃんとした時計屋さん行ったのですよ。
でもそこで聞いたらそこで働いてた職人さんがスーパーに移ったって
言ってたもので・・・。
一応念のため、これ・・ダイビング用なんで、防水のゴムのとことか気をつけて
頂ければゴニョゴニョ・・ま、言っても言わなくても同じかもしれないけど・・・
なんてゴニョゴニョしたやり取りのあと、できた!って渡されたのですが、
普通、腕時計のベルトって文字盤の下のほうが長いほうじゃないですか。
・・・なんか逆につけてるし・・・。
しかもベルトの留め金の四角いとこ付け忘れてるし・・・。
しかも、も一回できた!って渡されて留め具の四角いとこ引っ張ったら
とれるし・・。
いってみれば、今回この人にお願いしたことは大きく3つ。
1 電池の交換しかも気密性を保ちつつ
2 ベルトの交換
3 2に付随して発生したベルトの留め具の四角いとこの取り付け。
3つのうち2つ、しくっているのですよ。20分以内に。
そして一番重要な1の部分はその場で確かめることができないっていう
恐ろしく不安な状況な訳です。
これでダイビングに出掛けて海の中で水没なんかしようものなら、開いた口が
ふさがらなくなり、ついでに空気吸うとこのレギュレーターがぽろっと口から
外れて溺死してしまう時計売り場のやたらできた!だけ元気のいいおっちゃん
のせいで・・
になりかねないのでそれから怖くて潜りにいけてないのです。
そこで、いつも行く居酒屋さんで一緒にお酒なんか飲んで頂いてる、
スペアフィッシングでとんでもなくデカイ魚捕まえちゃったりもできる
サイパンでは有名なダイビングインストラクターの方にお願いしたら、も一回
みて頂けることに。
それでも水没したらごめんね~っていうことでしたが、いいのです貴方様の
手に掛かって海に帰るのであれば自分のダイブコンピュータも本望
でしょうとも。
と、いうわけで自分は次のダイビングまでちょっとスリリングなのです。
あ、仕事もちゃんとしてます、念のため。
by yoshi