ダッカ空港に到着したとき、とても懐かしい飛行機に出会いました。
飛行機というのは、ビーマン・バングラデシュ航空(BG)のこと。
古い友人に再会したような思いでした。
「ビーマン」は、ベンガル語で「飛行機」のこと。こんなふうに書きます→“ বিমান ”
(←ベンガル文字をインストールしてご覧くださいね)
ベンガル文字の通り読むと「ビマーン」なのですが、
なぜか日本では「ビーマン」。
おかげで、子どものころ、「なんで野菜?ピーマン?」などと
不思議に思ったものです(笑)。
というか現在、手もとの日本製パソコンで「びーまん」と入力しても、
変換候補の筆頭が「ピーマン」だとはっ
…がんばれ、ビーマン
2007年春、成田空港からビーマンが撤退しました
それからはや3年半。
ビーマンは、週1回、成田-シンガポール-バンコク-ダッカと飛んでおり、
バンコクまで、あるいはその先インドまでの、
とても安いバックパッカーの足でした。
「ダッカ直行便」といっても、
週に1便しかなく、2都市も経由するのでこの上なく不便でした。
それでも、直行便があるのとないのでは違います。
ビーマンは、バングラデシュの「ナショナル・フラッグ・キャリア」。
日の丸を背負ったJALと同じく、国の威信を身にまとっています。
バングラに着いて、ビーマンのオフィスやロゴを
あちこちで見て、とても懐かしくなりました。
そんなビーマン、飛行機の機体デザインを一新したそうです。
新デザイン機材のイラスト。今年1月に導入されたとか…
新しいロゴマーク。おしゃれなデザインですね。
日本のフラッグキャリア、日本航空が
国旗の色と同じ赤を使っているように、
ビーマンも、バングラデシュ国旗に目立つ「緑」を強調しているのでしょう。
ベンガルの広大な緑を連想させ、
この国の多くの人が信じる、
イスラム教を象徴する色でもある緑を多用した、新デザイン。
偶然にも、「ピーマン」色にもなってしまいました(笑)。
バングラデシュの航空会社に乗って、
「ダッカ入り前からバングラデシュを味わう」
これ、贅沢な体験かもしれませんね。
いまでもビーマン、香港や東南アジアの各都市から、
ダッカへ飛んでいますよ。
日本にいる友人が、ベンガル料理屋さんで聞いた噂なのですが、
ビーマンが近々日本に戻ってくるかもしれないそうです。
どうやら、新しい飛行機を大量発注したとか。
久々の日本からバングラ直行便の復活なるか
ダッカで心待ちにしてます。