移動・交通 2010.04.07


ダッカ空港に到着したとき、とても懐かしい飛行機に出会いました。

飛行機というのは、ビーマン・バングラデシュ航空(BG)のこと。

古い友人に再会したような思いでした。


ビーマン」は、ベンガル語で「飛行機」のこと。こんなふうに書きます→“ বিমান

(←ベンガル文字をインストールしてご覧くださいね)

ベンガル文字の通り読むと「マー」なのですが、

なぜか日本では「ビーマン」。

おかげで、子どものころ、「なんで野菜ーマン?」などと

不思議に思ったものです(笑)。

というか現在、手もとの日本製パソコンで「びーまん」と入力しても、

変換候補の筆頭が「ピーマン」だとはっsweat02sweat02


…がんばれ、ーマンsign03


2007年春、成田空港からビーマンが撤退しましたsweat01

それからはや3年半。

ビーマンは、週1回、成田-シンガポール-バンコク-ダッカと飛んでおり、

バンコクまで、あるいはその先インドまでの、

とても安いバックパッカーの足でした。


H.I.S. ダッカ支店 (バングラデシュ) ~ショナル バングラ~ -BG旧ロゴ
H.I.S. ダッカ支店 (バングラデシュ) ~ショナル バングラ~ -BGの旧デザインDC10
こんな飛行機でした。個人的にはこの「黒い鼻」が好き(笑)。


「ダッカ直行便」といっても、

週に1便しかなく、2都市も経由するのでこの上なく不便でした。

それでも、直行便があるのとないのでは違います。


ビーマンは、バングラデシュの「ナショナル・フラッグ・キャリア」good

日の丸を背負ったJALと同じく、国の威信を身にまとっています。

バングラに着いて、ビーマンのオフィスやロゴを

あちこちで見て、とても懐かしくなりました。


そんなビーマン、飛行機の機体デザインを一新したそうです。

H.I.S. ダッカ支店 (バングラデシュ) ~ショナル バングラ~ -BG新B777-200

新デザイン機材のイラスト。今年1月に導入されたとか…

H.I.S. ダッカ支店 (バングラデシュ) ~ショナル バングラ~ -BG新ロゴ

新しいロゴマーク。おしゃれなデザインですね。


日本のフラッグキャリア、日本航空が

国旗の色と同じ赤を使っているように、

ビーマンも、バングラデシュ国旗に目立つ「緑」を強調しているのでしょう。


ベンガルの広大な緑を連想させ、

この国の多くの人が信じる、

イスラム教を象徴する色でもある緑を多用した、新デザイン。

偶然にも、「ピーマン」色にもなってしまいました(笑)。


バングラデシュの航空会社に乗って、

「ダッカ入り前からバングラデシュを味わう」

これ、贅沢な体験かもしれませんね。

いまでもビーマン、香港や東南アジアの各都市から、

ダッカへ飛んでいますよ。


日本にいる友人が、ベンガル料理屋さんで聞いた噂なのですが、

ビーマンが近々日本に戻ってくるかもしれないそうです。

どうやら、新しい飛行機を大量発注したとか。

久々の日本からバングラ直行便の復活なるかsign03

ダッカで心待ちにしてます。

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