さて2日目の始まります。
今日は何気に長いと散々ガイドから言われていたにもかかわらず、余裕で寝坊をしている人も沢山いました。 昨晩は夜中も3時頃まで語り合ってる人もいたりと、昨日であった感じがすでにしていません。
それもそのはず、24時間同じ人と4日間も過ごすんですからね。
ガイドのボラの集合でバスが出発します。天気は曇り。ここでは昨日のメンバーのうち1カップルが離団。変わりにスコットランド出身4人+ウェールズ出身1人、イングランド1人と計6人が合流してきました。バスは気がつくとかなり混んでいます。 6人は簡単に自己紹介をしてバスに乗り込みます。
「(ヒューウェルカム~!)」といったところでしょうか。だってみんなすでに昨晩から一緒に飲んでいますのですでに面識があります。
自分と昨日サッカーゲームで盛り上がった子も乗ってきました。テンションはますます上がります。
この日の最初のイベントは“ナモシハイランド”と呼ばれる山をトレッキングしていきます。この山はナブア川と呼ばれる映画“アナコンダ”のロケ地となった場所に沿ってたつ大きな山となっており、おおよそ2時間のハイキングの予定です。が…、誰もが今日の一日を甘く見ていました。
バスはパシフィックハーバーと呼ばれるところで、トイレ休憩をしその際に、スーパーマケットで各自お昼ごはんを買います。そう山には売店なんかありません。予め食料と水を買っておかないとあとで自分が困ります。ここでは水とサンドイッチとクッキーを購入。
その後、ナブア川に到着しトラックに乗り込みます。
このナブア川では1日用のビレッジツアーも行っていますが、今日はここには行きません。
突然一同、ガイドのボラに耳を傾けました。
皆さんデジタルカメラは置いていって下さい。あと傘も。食べ物も全て別のクーラーボックスに入れて下さい。先に合流地点に運んでおきます。持ち物はタオルと水着を着ていってね。あと濡れても良い靴も!と。
『なんで山に登るのに海に行く格好をしなければならないの?』と各自声を上げます。
ボラはニコッとフィジアンスマイルをしてバスを降りていきました。
とりあえず言われるままに行動します。
ボコボコの道を約30分ほど川に沿ってトラックの荷台にのって進みます。
←みんな不安と期待が入り混じっています。笑
暫くするとハイキングコースの入り口のような場所に停車し、そこには道案内人が待っていました。
合図をするなり、
行くぞ!と声がかかり、トレッキングの始まります。
さすがはフィジーまさに大自然の中を歩いている感覚がなんともいえません。馬、牛、ヤギ、など普通に目の前にいます。もちろん道中には彼らの忘れ物…もたくさんあります。
でも不思議と虫がいません。高原あるような草木があり、非常に快適なハイキングです。
暫くすると、地面が赤土になってきました。そしてところどころ滑るようになってきます。
気のせいか気温も少し下がったような気がしますが、逆に気持ちがよく感じます。
今回の我がパーティーは人数が多く、またお喋りが多くペースが非常に遅いとガイドはみんなをおいて先に行ってしまいました。
もちろん後グループにはガイドがちゃんといるので問題ないですが、草木で帽子を作ったりとなにやら道草しています。
ハイキングはある程度自分のペースで登ることが基本であるため、必然的に口数が少なくなり、みんなペースを保つようになります。
それでも時折開けた場所に来ると、「(これが本当にフィジーなのか!)」と思えるような景色が広がり、山彦を聞くために叫んでいます。英語でこれを聞くと面白いですね。日本では「ヤホー」ですが。
山はどこまでも登っていきます。途中からは道が狭くなりまた雨が降り出しました。しかもかなりの土砂降りです。そうこのコーラルコースト地区は季節を問わず雨が多い地区でもあるため、ハイキング中でも雨が土砂降りになります。ここでもしカメラや傘をもっていると壊れたり邪魔になるだけです。だからすべて置いてくるようにいったんですね。
土砂降りの中をひたすらトレッキングする。両手を使って自分を支える。汚れてもOK!というかすでに汚れています。笑 なんともリアルです。ここは本当にフィジーなのか?まるで洋ドラマ“Lost”のようです。
約1時間半ぐらい歩くとどこからか水の流れる音がしてきます。
(おおお!!川についた!!!!)と思いきや実際は小さな支流であり、今度はこの支流を歩いていきます。もちろん川の中を歩くので足は濡れます。
ビーチサンダルでは滑るため、かかとがしっかりとはまるサンダルか濡れてもいいスニーカーが必要です。これもちゃんとナンディタウンで準備しておかないといけません。
川の深い場所では膝まで隣り、まったく普通のハイキングのレベルを超えてトレッキング、いやもはや探検になっています。一体誰がこんな場所にくると想像したでしょうか?
しかしなぜか楽しくてしかたがありません。フィジーにいることを忘れさせてくれるでしょう。すでに水着で歩いている人もいます。
なぜならここで出会った仲間が一緒にいるからであり、いろいろと話しながら行けば怖いものなんかないのです。
川を歩いた後はまた山登り、勾配の激しい山を昇り降りして約2時間半、ついにナブアリバーが見えてきました。
一同、疲労が歓声に変わります。
川の岸に到着するとドライバーのアルビンが先回りしてみんなの荷物と昼食などを持ってきていました。
ランチは誰もが有無も言わず黙々と食べています。
よっぽど疲れたんでしょうね。みんな黙っています。
休憩のあとは川下りです
To be continued.....