Bula !

フィジーは南半球に位置しておりますので、日本とは季節が逆。日は短く、風は涼しく、夜は肌寒い気候になってきました。といっても日中は通年太陽ギラギラなんですけどね。

肌寒くなってくると増えるのが風邪ひきの人。毎年この季節になると、せき、くしゃみがどこからともなく聞こえてくることが多くなるのですが、コロナ対策の手洗い励行とソーシャルディスタンスが功を奏したのか、今年は風邪をひく人もだいぶ少なくなっている気がします。

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ちなみにフィジーの新型コロナウィルス感染者は5月21日の時点であと累計18人、そのうち15人はすでに回復しています。

フィジーの人々は、風邪をひいてしまったらどのように治すのでしょうか?

もちろん日本と同様に、病院に行って、お医者様の指示に従い、処方された薬をのんで治すという方法もあります。が、今回はフィジーならではの民間療法をご紹介いたします。

まず温めます。これは日本も同じですね。冷たい水に触らない。冷たい飲み物を避け、温かい飲み物を飲む。ホットハニーレモンや、生姜湯などが好まれるようです。

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温めるといっても日中の気温は27~28度まで上がるので、衣類は夏物だったりするのですが、のどが痛くなったり、咳が出る場合は、スカーフやマフラーを巻いて、首回りを温める人も多いです。

せきやたんが出ていたり。鼻づまりがある場合は、スチームの吸入がよく行われます。洗面器にお湯を入れて、あれば柑橘系の植物の葉などを入れ、頭からタオルをかぶり蒸気を吸い込むというものです。これは、こちらのドクターにもよく勧められる風邪の対処方法です。

また、頭痛や体の痛みにはマッサージ。フィジー系の人々は、お風呂上りにココナツオイルを体に塗って風邪を予防するそうなのですが、風邪をひいてしまってもやはりココナツオイルを使ってのマッサージ。マッサージによって体に溜まった悪いものを揉み出すという意味合いもあるようです。マッサージの後は出てきたもの(瘴気?)をほこりを払うみたいに振り払うのを決して忘れません。

インド系の人々はスッとするにおいの樟脳を配合した油で頭皮のマッサージをするようです。これは頭痛に効きそうですね。

フィジーで流行する風邪ですが、熱、のどの痛み、咳、鼻水といった典型的な症状の風邪も流行るのですが、冬場でも気温が高いせいか、日本では夏に流行りがちな結膜炎を併発する風邪もよく流行ります。目が充血して赤くなるので、単純にRed eyeと呼ばれます。

Red eyeになると、フィジーの人々はサングラスをかけます。しかも室内でもかけっぱなしだったり。

理由を聞くと、Red eyeで誰かを見ると、その人にRed eyeが感染っちゃうから、と言われます。まあ、最近はそういう人も減りつつありますが。

皆さんも、この季節(5~9月)にフィジーにお越しいただく場合には、朝夕冷え込むことがありますので、長そでのはおりものをお持ちになって、風邪などを引かないようにお気を付けください。

 

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    2024.12
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