フィジー人の生活
2020.05.19
Bula!
本日はフィジーの手工芸品、フィジアンマットについてご紹介します。
フィジーの人たちにとって、フィジアンマットとは、日本人にとっての畳のようなものです。なんと言っても、天然素材の温かみがあって、そして涼しいフィジアンマットの上が心地よく落ち着くのです!
家の中に敷いて使うのはもちろん、家の外でも敷けば、お庭やビーチが居間に早変わり。
このフィジアンマットの原材料はこちら、パンダナスという木の葉を使います。
和名はタコノキ。根っこのほうが映っておりませんが、タコの足のように地面に根を張って成長することから、タコノキと呼ばれています。日本でも沖縄などでみることができます。
このパンダナスの葉を乾燥させ、細く割いたものを使って、マットを編んでいきます。
マットのほかにも、コースターやバッグなどの小物を作ることもできます。編まずにそのまま使うことも。
マーケットではすぐに手工芸に使える乾燥したパンダナスの葉をロールにしたものが売られています。
リゾートでは床に敷くほかにも、壁面にアレンジしたり。
(画像はリクリクラグーンリゾートからお借りいたしました)
また、フィジアンマットは実際に敷いて使うという用途のほかに、冠婚葬祭時の贈りものとしても使われます。
結婚式、成人式(21歳の誕生日)、お葬式の際には、フィジアンマットを持っていくしきたりがあります。
弊社のナンディ半日観光に参加いただいた方には、このパンダナスの葉で栞を作成していただいております。
フィジーにいらした際には、手作りのぬくもりのあるフィジーの手工芸品に触れてみてください。