「How’s your life in the big apple?」(ビッグアップルでの生活はどう?)
高校時代の友人からのメールにさりげなく使われているニューヨークの代名詞、「ビッグアップル」。ニューヨークに住んでもう何年か経つけど、なぜ「ニューヨーク=ビッグアップル」なんて考えたことなかった…。う~ん、どっちかって言うと、ニューヨークはリンゴの木より、ハトの数のほうが断然多いのでは?じゅあ、「ビッグアップル」じゃなくて、「ビッグバード」?( ̄□ ̄;)
考えれば考えるほど、ヘンテコな説しか浮かばない…。
こ、これじゃ、ダメだぁ!っと思い、リサーチ開始!そしたら、まるで世界七不思議のように(笑)、色んな説があることが判明したんです。
説その①
1920年代、ニューヨークのベルモント競馬場は、ジョッキー達の夢の舞台でした。新聞記者のジョン・フィッツジェラルドがニューオリンズで、ベルモント競馬場に出場できる競走馬を育てようと頑張る厩舎の人たちが、「この馬はニューヨークという大きなリンゴ(馬の大好物=ご褒美)を目指しているのさ!」っと言っていたことから始まった。
ちなみに、これが一番有名な説です。
説その②
1920~1930年代、ニューヨークのジャズ・ミュージシャンたちの口ぐせは、「木にはたくさんリンゴがなってるけど、ビッグアップルは一つだけだ。」ジャズの本場、ニューヨーク(ビッグアップル)での演奏は他(のリンゴたち)とは違う!というのも一説です。
説その③
1800年代、イブリン(訳してイブ)というカリスマ娼婦のフランス人女性がニューヨークにいて、彼女のお客は、エデンの禁断の実にちなんで、「イブのリンゴ」と称されていたのがはじまり。
説その④
1929年のニューヨーク株式市場(ウォール街)の株価大暴落の後、転職先の見つからないサラリーマンが街角でリンゴを売っていた…とか。
…などなど、色んな説がいっぱいの「ニューヨーク=ビッグアップル」の謎です。