
毎日が刺激的で、常に高速ペースの日々を送るニューヨーカー。
その分、1分1秒たりとも無駄に出来ないので、「待つ」ということが大の苦手…
「New York Minute」というフレーズ(意味:忙しいニューヨーカーの一分は60秒以下)を良く耳にするほどニューヨーカー達にとって時間は貴重なんです。やり手のビジネスマンが多いニューヨークでは、まさに「時は金なり」ということでしょうか。( ̄_ ̄ i)
そんなニューヨーカー達を救う新しい職種が誕生:長い列に並ぶ時間がないニューヨーカーの代わりに列に並んで用事を代行してくれる「並び屋
」です。「お金を出してまで列に並びたくないなんて、贅沢!
」と思うかもしれませんが、例えば家庭と仕事を掛け持つ人なんかだと1日24時間では本当に足りない
という人もいっぱいいるんです。
例えば、大使館でビザの受け取りを並び屋に依頼したブロンクスのヨガ・インストラクターのドナルドさんの場合:「僕は1クラスで200ドル以上稼ぐから、並び屋さんが代わりに並んでくれた2時間半を僕が並んでいたら、500ドル以上の儲けを逃すことになるんだ。」
「自分の用事で列に並ぶのはイライラするけど、仕事となれば別。列に並ぶより有意義な時間をクライアントが過ごせていると思うとやりがいがあるわ」と語る並び屋サービスのパイオニア、RequestWorksの社長メリッサ・キーフさん。
ちなみに、よく依頼があるのはDMV(自動車管理局)で運転免許の受け取りだそう。
(写真は、DMVで順番を待つ人達。)私も友達に付き合ってDMVに行った時は、空調の悪い部屋で1時間半以上並んだあげく
、トドメは態度の悪い受け付けのお兄さん…。
このイライラが免れるなら、お金払ってもいいかな~っとも思います。∑(-x-;)
ちなみに、RequestWorksの並び屋さんは1時間につき30ドルです。決して安くはありませんが、それでも1日24時間じゃ足りないほど忙しいニューヨーカーには嬉しいサービスなのかもしれませんね。