ニューヨークの
観光名所の一つである元・フルトン魚市場のサウスストリートシーポート(Pier 17)に、ヨーロッパはベルギーから海上舞台「Spiegeltent(スピーゲルテント)」がやってきた~っ!
Spiegeltentは、80年ほど前にベルギーで生まれ、ありとあらゆるショーやフェスティバルの舞台となりながら、スコットランドやイタリアなど、ヨーロッパ周辺の海を移動していました。そんなSpiegeltentが、地元ニューヨークの劇場プロデューサー達の熱い思いに答え、遠路遥々やってきたということです。
一歩Spiegeltentに入れば、そこが海の上に浮いていることを忘れてしまうほどの
豪華さです。アンティークな香り漂う木製の観客席の中心には、窓のステンドグラスからの光が淡く照りつける円形のステージがあり、そこでは期間中毎日ショーが行われます。大きなドーム状の天井は、まるでサーカスのテントのようで、ちょっとレトロな雰囲気。いたる所に張り巡らされた鏡は、内部をより広く見せる視覚効果だとか。壁際には、これまたアンティークな感じのバーがあり、
カクテル片手にその日のショーを鑑賞することが出来ます。ライブミュージックからコメディー、DJを招いたクラブイベントまで、ショーのジャンルは様々です。中でも注目なのは、ワイルドで妖艶なキャバレー・サーカス「Absinthe(アブシンス)」。世界中で公演されているこのショーは、行くとこ行くとこチケットは売り切れ必至、スタンディング・オーベーションは当たり前、とものすごい人気だそうです∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
もう一つ嬉しいのは、Spiegeltentのすぐ外にオープンされた海上ビア
ガーデン。それも、ビア・ガーデンと言って思い浮かぶ長い木製のベンチではなく、コージーなソファーはベッドに座ってゆっくりビールを味わうというもの。
ブルックリン橋の袂ということで、その100万ドルの夜景も見逃せないポイントです。ただ、
トイレはピア17の2階まで行かなければないのが玉に瑕…
Spiegeltentは、エアコン設備はあるものの、暖房はないため、この中で行われる公演は夏季限定です。10月1日に、ベルギーからお迎えがやってきて、Spiegeltentは解体され、再びヨーロッパに帰ってしまうとのこと。60日程の短期間ですが、ショーのスケジュールは毎日ビッシリ埋まっているので、気になるショーがあれば、ヨーロピアン・レトロな舞台で繰り広げられる一味違ったニューヨークを味わってみてはいかがでしょうか?
Spiegeltent Information
場所:サウスストリートシーポート(Pier 17北側)
期間:2006年10月1日まで
時間:ショーにより異なる(こちら を参照)
料金:ショー/イベントによって異なる(こちら を参照)
地下鉄:2、3、4、5、J、M、Z線 Fulton Street駅
A、 C線 Broadway-Nassau駅
URL: www.spiegelworld.com
News source: AM New York (August 14th, 2006)