2009.03.27
以前、当ブログでもお知らせしたように、この春での閉店が決まっていたCDショップ、ヴァージン・メガストアのタイムズスクエア店が、いよいよ閉店セールを始めた。
かつては多くのレコード店、CD店が軒を並べていたニューヨークだが、ここ数年、新しいメディアの台頭などもあって、CDの売れ行きが激減。HMV、タワーレコードといった大手CD店が次々と撤退していったのだが、その余波は、ついにヴァージン・メガストアにまで及んでしまったのである。
もうひとつのユニオンスクエア店のほうは、引き続き営業するようだが、これもいつまでの話かわからない。もはやCDだけではやっていけないので、ヴィンテージ衣類なども含めた総合雑貨店として、かろうじて存続しているのが現状だ。
古くからの音楽愛好家にとっては、実に寂しい時代になりつつある。
★「全品が40%から60%引き」という表示が貼られたショーウィンドウ。
★店内で買い物をする人たち。CD店というよりは、雑貨店になっている。
★「Virgin New York」のロゴが入ったTシャツも40%引き。
★ブロードウェイの向かい側で演奏するストリート・バンド。見慣れた赤い「Virgin」の文字は、もう見られなくなる。
【追記】
以上の光景は10日ほど前に取材したものだが、今日(3月27日)改めてお店の前を通りかかってみると、値下げ幅が50%から80%になっていた。
そして、店のショーウィンドウには「FINAL 3 DAYS」という文字が!
あと3日で、かつて栄華を誇ったタイムズスクエアのランドマークは、永久に姿を消す。
BY 375(minako)