テーマ： スポーツ
日本のプロ野球とメジャーリーグの観戦方法ですが、文化の違いもあってか、
かなり異なるところがあります。
メジャーリーグの観戦は日本プロ野球の観戦のように、応援団などはいなく、
また選手の応援歌なんかもありません。現地のファンは自分勝手に、
好きに応援をしています。
まず試合が始まる前から順に見ていきましょう
まずはアメリカ合衆国 国家斉唱から始まります。観客はみんな席を立ち、
帽子を取り、食べるのをやめ、国歌斉唱を行います。野球に限らず、
バスケ、ホッケー、アメフトでも必ず試合前には国歌斉唱が行われます。
トロント・ブルージェイズとの試合、カナダのチームとの試合の時はもちろん
カナダ国家も流れます。
観客だけでなく、もちろん選手もベンチから出てきて、帽子を取り、
ベンチの前に一列に並び、国歌斉唱です。
相手選手も例外なく、国歌斉唱です。この時はは皆さんも
起立してみましょう。別に歌わなくてもいいです。ただ突っ立って、
合衆国国家の余韻に酔いしれてください。
そして5回、ちょっとしたショーがあります。グランドキーパーが
出てきるのですが、音楽にあわせて踊りだします。その音楽が
みなさんお馴染みの「Y.M.C.A」。もちろんかかっている曲は
日本語ではないですよ。
曲にあわせて、「Y」！！
そして「Ｍ」！！
「Ｃ」！！
最後に 「A」！！
すばらしい、Y～MCA って感じでしょうか。
このときは皆さんも曲にあわせて、「Y」！！ってやってみましょう。
そして回は進んで7回の表終了後、またみんな起立します。
こんどは「GOD BLESS AMERICA」という曲が流れます。これは
2001年に起こった同時多発テロ以降、ヤンキースタジアムでは
7回表が終わった時に流れます。
God Bless America. Land that I love
Stand beside her, and guide her
Thru the night with a light from above.
From the mountains, to the prairies ,
To the oceans, white with foam
God bless America, My home sweet home.
God bless America, My home sweet home.
愛国心漂う曲のような気がします。
GOD BLESS AMERICAのすぐあと、
「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」
（「わたしを野球に連れてって」）を歌います。"7th inning stretch"
といい、もともとある大統領がボールパークに来ていて、
7回表が終わって体を伸ばすために立ち上がったそうです。
するとお付の方々や、まわりの人々も敬意を表して立ち上がった
という話です。それからこの伝統がはじまったそうです。
この歌はどこのスタジアムでも歌われているようで、子供から
大人までみんな立ち上がって歌ってます。
Take me out to the ball game
Take me out with the crowd,
Buy me some peanuts and Cracker Jack
I don't care if I ever get back.
Let me root, root root for the home team,
If they don't win it's a shame;
For it's one, two, three strikes you're out
At the old ball game.
試合終了後「ニューヨーク・ニューヨーク」が場内に流れます。
ヤンキースが勝ったときはフランク・シナトラが歌ったものが、
負けたときはライザ・ミネリが歌ったものが流れます。
2008年シーズンは現スタジアムでの最終シーズンのため、試合
終了後にはヤンキースの勝敗に関わらずシナトラが歌った
「ニューヨーク・ニューヨーク」が場内に流されてました。
ヤンキースタジアムでしか聴けない曲です。
スタジアムの雰囲気だけでもまったく日本と異なり、異国
の野球文化に触れることが出来るのではないでしょうか。野球に
興味のないあなた！、雰囲気だけでも楽しめるスタジアムへ一度足を
運んでみてはいかがでしょうか。
ＢＹ Ｘ－麺 
