ニューヨークは、芸術であふれた街の一つです。特にPOPカルチャーが先行し、オリジナリティーでユニークな作品を至るところで目にすることが出来、無料で芸術を楽しめてしまうのです。その例が、ここQueens区、7番線にのって3つ目の駅Court SQ。Jackson AveとCrane Stにたどり着けば、ビルの壁一面、ストリート一面にグラフィックアートが溢れてます。
ここは、ニューヨークの中でもアーティストにとってメッカとなっており、この日も一人の芸術家が絵を描いてました。
さて、さて、この向かいにあるのが、近代美術館MOMAの別館、更に現代のアートに近づいた斬新な作品が展示されているPS1があります。(詳細:http://momaps1.org/ )
こちらは、無料でとはいきませんが、もっとカジュアルで、でもって大人な芸術美術が集まる場所です。なんと、お酒も飲めてします!ので、チケットを買ったら、入り口で↓このようにバンドを手首に巻きつけられ、スタンプを手の甲に押されます。
私が訪れたこの日は、特別イベントが繰り広げられてました。何やら、トランスミュージックが鳴り響いてます。私の心が躍りだし、音が聞こえる方向に向かって進むと、敷地内に特別設置されたテントがありました。その中に入ってみると、、、、
「ズンズンッ♪」
と地響きを起こすほどの大音量に酔いしれるお洒落な若者達がダンスをしてました。暗闇の中、DJが生でPLAY、天井にはライトでアートを描いてました。動画でお見せ出来ないのがとても残念、無念です!
PS1は、季節ごとに沢山の催し物をすることでも有名な美術館です。その例は、GOOGLE IMAGEにて「MOMA PS1」とたたいて検索してみて下さい。とても興味をそそられるイベントが沢山紹介されております。
今回、私が見た作品で紹介出来るものを少しだけお見せします。
まずは、全階段部分に描かれていたアート。なんか、どこかで見たことある絵なんだけど・・・と、それが何かが分からずモヤモヤ進行中。
社交ダンス?のステップが描かれたもの。子供たちが、この足型の上を楽しそうに自分の足を重ねてました。私もやりたかったのですが、子供たちに混じってやる勇気がありませんでした(トホホ・・・)
これでも、アートなんですね!野菜達がただ並んでます。そして、帰り際に本当のこの作品の意味を見つけました。何やら出口付近に、切なく1つの野菜(何だったかは忘れましたが)が転がってました。下手したら蹴ってしまう!というところに。そして「これが、本当のこの作品の意図とするところなのか!」とハッと思いました。
そして、これ、ピザです。私の第一印象は強烈でした。食器洗い機に無造作に置かれたピザ。これは、何なんでしょうね?未だに、アーティストが何を表現したかったのかが分かりません・・・。
他には、スピーカーだけが十数個置かれていて、一つ一つにスピーカーから小さな音が流れてるんです。それで、丁度、真ん中に立ち聞くと、全ての音が合わさり一つの音楽になってるという、視覚ではなく聴覚を刺激したアートがあり、一番の私のお気に入りです。
また、「なんだ、こりゃ~」というアートがあり、それは、写真とビデオで表現されていたのですが、ある黒人の男性が、老若男女を一部屋に集め壁側に一列に立たせます。その中を彼が歩き回り、ランダムにキスをするという・・・「これもアートなのか?」と首をひねってしまいました。
と、個性的なアートを楽しみたい!普通のアートじゃ満足出来ない!という方にお勧めの美術館PS1です。
written by rarai