ミュージカルを見に行って、どこにもオーケストラやバンドが見あたらないと、あれ?間違ってお芝居を見に来ちゃった? と焦りませんか?
2012年のトニー賞最優秀作品賞を受賞した「ワンス」は、そんな(?)作品です。
この作品は同名映画(映画の邦題にはダブリンの片隅で、というオシャレな副題が付いています)のミュージカル化です。
↓横着ですみませんが、あらすじはこちらをご覧下さい。
ja.wikipedia.org/wiki/Once_—ワンス—_ダブリンの街角で
このミュージカル、先に書きましたように、ミュージカルなのにオーケストラやバンドが全く存在しません。
で、どうするのかといいますと、出演者がさまざまな楽器(ギター、ピアノ、バンジョーetc)を演奏しながら歌うのです!いわば、弾き語りミュージカルですね。
楽器を演奏しながら歌い、さらにダンスもする、というアクロバティックなシーンもあります。よく頭が混乱しないな、と感心しました。
こういう斬新な演出のミュージカルは「ワンス」がはじめてではないですが、素朴なストーリーとマッチしてとても良かったです。装置も舞台にアイリッシュ・パブ的な据え置きの装置があるだけで、舞台転換とかもありません。

女性の主人公はピアノ担当なのですが、後から聞いたところによると、、オーディションを受けた際にはピアノ初心者で、猛特訓をしたそうです。そんな事は微塵も感じさせない余裕たっぷりさでした。もう一人の主人公の男性も、ギターを弾きまくりながらの熱唱で、お見事でした。
このミュージカル、素朴で心温まるラブストーリーです。派手派手なミュージカルもいいですが、たまにはこんな趣向も悪くないです。
H.I.S.ツアーラウンジでも、このミュージカルのチケットの手配が可能ですので、お気軽にお問い合わせください!
H.I.S.ツアーラウンジ 1-800-929-8644
オフィシャルサイト:http://www.oncemusical.com/
Jocobs劇場で上演中

Ken