観光
2013.08.16
こんにちは(*^ー^)ノ先月の盛夏から一転、8月というのに涼しい日々が続くニューヨークです。真夏の装いをしていると朝晩は風邪を引きそうな私です。旅行に来られる皆さんも温度調節のできる一枚をお持ちくださいね。
さて今回はワールドトレードセンターの跡地に建てられた、9/11 メモリアルをレポートしたいと思います。
9/11 メモリアルとは、正式名称を The National September 11 Memorial at the World Trade Center (芳名:世界貿易センターの国立9/11記念碑)と言い、2001年9月11日の同時多発テロおよび1993年2月26日の爆破テロ事件で亡くなった2983名の方々へ敬意を捧げるための場所です。
この記念碑は同時多発テロの10周年目、2011年9月11日に公開開始。世界貿易センター(WTC)周辺は今も建設工事が続き、訪問者の安全と敷地内のセキュリテイを確保するため、訪問者へはビジターパス(事前予約がベター)の保持と厳しいセキュリテイチェックの通過が求められます。WTCが完成したあかつきには記念碑へのアクセスが全面的に解放される予定とのことですが、いつになることやら、、というのが私の正直な感想です。
ちなみにHISのニューヨーク市内観光では記念碑から少し離れたプレビューサイトに立寄ります。こちらでも展示されているビデオや写真から十分感じられるものがあります。時間のない方にはこちらが手軽ですよ。
では記念碑へは、入り口からレポートします!
おっと、さっそく予想外の大行列が、、よく見たらビジターパスを持っている人の列と、持っていない人の列が。ピジターパスをオンラインで予約していた私はもちろんビジターパスの列に並びましたが、それでも入るまでに20~30分。さすがテロ跡地だけあってセキュリテイ対策は半端ないです。
セキュリテイ通過後、記念碑へ行くのにハイウエイの横を通るのにびっくり。
いよいよ中に入ると、公園のように緑が広がっています。
記念碑はツインタワーがあった位置に2カ所あります。そこは大きなプールになっているのですが、まるで噴水が逆転したような大きな滝が流れ、中央の空洞に注ぎ込まれる外観は本当に神秘的です。
(南方にある)入口に近い方からそれぞれサウスプール、ノースプールと呼ばれ、プールに囲まれた青銅板には犠牲者の方々の名前が刻まれています。白いバラがさされた箇所もありました。
何も言葉は出ません。ただただ、当時テレビで見た惨劇が蘇り、犠牲になった方々とご家族のご冥福、今後の平和を祈るばかりです。
記念碑(ノースプール)の真下から見上げた建設中の1WTCはこんな感じ。おぉ、迫力ありますっ!!
他の見所はこんなところ。
サバイバーツリー(生還の木)
1970年代の旧世界貿易センターの広場に植えられた木ですが、当時多発テロ後、グラウンドゼロの残骸に埋もれた際は、2.5メートルの切り株で発見され、その後見事に生き延びた希望の木です。
9/11 記念博物館(2014年春公開予定)
トライデント(三叉槍):今は亡きノースタワーの外観に使われていた柱。
ちなみにビジターパス予約の際、10ドル以上のドネーション(寄付金)を収めるとブレスレットがもらえます。多くの訪問者がこれを付けているので、なんだか(仏教でいう)数珠みたいな神聖なものに感じられました。
帰り道立ち寄ったお土産屋さんにはこんなバイクが!!
見えますか?前方に誇らしく掲げられた「911メモリアル」の文字が。アメリカらしくて一瞬笑ってしまいましたが、隣のコーナーではまじめなビデオが流れているのですぐシリアスな表情に戻った私です。
こちらのビジターパス発行は、代行手数料10ドルでツアーラウンジでも承っています。観光の立寄りに組み合わせてみられたい方は是非ご相談くださいね。劇場街などの笑い満載の観光地から一転、記念碑への訪問はシリアスで感慨深い場所になるかと思います。
シノ