※写真は2016年のニューヨークフィル・フィルムコンサートの模様です
新音楽監督ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン氏の就任後、2年目を迎えるニューヨーク・フィルハーモニック。
新シーズン(2018年9月~2019年6月)のプログラムも発表され、9月20日のオープニングまで残り2ヶ月足らずとなりました。
オープニングに先立って、9月12~15日の4日間にわたってフィルム・コンサート(映画を上映しながら、オーケストラが劇中音楽を演奏するイベント)が予定されています。
注目は、後半2日間(9月14、15日)に上映される『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』
この映画の初公開は1968年。
それから10年後の1978年にリバイバル公開された時、今はなきテアトル東京の大画面でこの映画を初めて観ました。
その時、最も印象に残ったのは劇中で使われたクラシック音楽。
深遠で神秘的な内容もさることながら、その音楽の素晴らしさがこの映画を一層印象的なものにしているのは間違いありません。
リヒャルト・シュトラウス 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』
ヨハン・シュトラウス2世 円舞曲『美しく青きドナウ』
アラム・ハチャトゥリアン バレー音楽『ガイーヌ』より「アダージョ」
ジョルジュ・リゲティ 『アトモスフェール』、『ソプラノ、メゾソプラノ、2つの混声合唱と管弦楽のためのレクイエム』、『ルクス・エテルナ(永遠の光より)』ほか数曲
20世紀音楽のリゲティ以外は、比較的よく耳にするような音楽が選ばれています。
今回はそれらの名曲をニューヨーク・フィルハーモニックの生演奏で聴きながら、SF映画史上不朽の名作を鑑賞することができます。
おそらく本物の宇宙をディスカバリー号で旅しているような、貴重な体験になることでしょう。
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ニューヨーク・フィルの公式サイト
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