エンターテイメント
2018.09.27
リンカーンセンターのBeaumont Theatreでの公演で、日曜日のマチネに思い立って出かけ、 最後の1枚を購入。
舞台はロンドン、コベントガーデンにて花売りのイライザという下町の娘が、言語学者ヒギンズ博士に出会い、 美しく言葉をあやつれるよう成長、人生が変わっていくストーリー。オードリーヘップバーン主演の映画にもなったのでご存知の方も多いと思います。
衣装のデザインがとっても素敵で、さすがトニー賞のベストコスチュームデザインを取るだけありますね。ドレスも帽子もクラシックでありながら斬新でモダンなデザイン。
アメリカ英語に慣れると、イギリス英語は聞きづらいなあと、わかった風に思いつつも、"Wouldn't it be Lovely", " I could have danced all night", " On the Street where you live"など聞き覚えのある名曲が演奏され、ああ、このミュージカルの中の曲だったのねと、うれしくなります。
主役のLauren Ambroseさんもとってもかわいらしくチャーミング。(10/21までだそうです。)10/23からは、Laura Benantiさんがご出演予定ということです。
なんとな~く知っているつもりのストーリーでしたが、最後がびっくり。もともとはこちらの結末だったそうですが、ハリウッド映画が違ったそうなのですよ。
日本人女優、由水南さんがこの日はLady Boxington役で出演なさっており、彼女が"How do you do?"とイライザに話しかけるシーンにはなんかジーンと来ました。ブロードウェイの舞台で、アジア人役ではない役を普通に演じるって凄いですよね。
話し方ひとつでレディーとして扱われる、美しい言葉で優雅な立ち振る舞いができるようになり、さらに教養も伴えば、自立した女性として人生切り拓いて行けるという、現代女子必見のお話でした。ちなみにヒギンズ博士の立ち振る舞いは、世の殿方にも人の振り見てなんとやらのご参考になるお話なのでよろしいかと思います。
それにしても日本語にしろ、英語にしろ美しい言葉を使うことを意識して生活していきたいものです。
My Fair Lady
Lincoln Center Beaumont Theatre
https://www.lct.org/shows/my-fair-lady/
by あつ