2019.02.18

ニューヨーク州では最近どんどん男性女性共に使えるジェンダーフリーバスルームが増えています。または、男女で使用が分かれているトイレでもトランスジェンダーにの人たちが彼らの表現する性別のトイレを使うことが出来るとうたったトイレが増えてきています。


これはデブラシオニューヨーク市長がニューヨークの市長になって市長のトランスジェンダーの公共の場所でのトイレの使用に関する市長令が発行されてから急激にその動きが広がっています。

Mayor Image

(NYC Official Website: https://www1.nyc.gov/office-of-the-mayor/)
ニューヨーク市長、ビル・デブラシオ

その市長令ではジェンダーとは何か、性別の表現とはなにか、トランスジェンダーとは
何かを細かく説明し、ニューヨーク市の政府及び大手企業などにトランスジェンダーに関しての
公共のトイレ、シャワーなどにおいてトランスジェンダーの人たちがその人のジェンダーにそぐう
トイレシャワーなの使用の許可、俗にいうトランスジェンダーの「インクルーシヴィティー」をうたっています。たとえばどう見ても男にしか見えないようなトランスジェンダーの人が女性のトイレにいても逮捕されない、ハラスメントされない、使用を拒否されない権利をうたっています。

トランスジェンダーの人達は、特に自分の表現する性別に見えない人たちにとっては
トイレの使用は日々の生活にて一番困る問題の1つで、男性のトイレに入っても女性のトイレに入っても袋たたきにあい、トイレに行けないという人が沢山います。

私の友人のトランスジェンダーの人も、社内で女性のトイレも男性のトイレも使用を上司にに禁止され、(他の女性社員から文句が出たという理由で)弁護士から彼女の会社に連絡が入るまで近くのモールでのトイレの使用を余儀無くされていました。

ひどい話ですね。

このムーブメントは特に市長の妻で、ニューヨーク市のファーストレディー、シャーリン・マックレーがバイセクシュアルであったと告白し、LGBTに対する運動を熱心に行っていることに起因していると思われます。

Chirlane McCray

(NYC Official Website: https://www1.nyc.gov/office-of-the-mayor/first-lady-bio.page)
市長婦人、シャーリン・マックレー

この市長令によりニューヨーク市内においてトイレ前に「自分の性別の表現に添ったトイレを使う権利があります」との内容をうたったサインがあるのを所々で見かけます。

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(アナと雪の女王の会場、セントジェームスシアターにて)

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(ニューヨーク市立大学シティーカレッジオブテクノロジーブルックリン校にて)

これは私の意見ですが、日本と違って、アメリカでは伝統的に過激な法律を作り
今まであった事実をぶち壊してきた経緯があり、またアメリカではキリスト教、特にカトリック教徒などの保守の人々にとって同性愛はタブーであり、トランスジェンダーであることとゲイであることはまったく別な事柄であるにも関わらす、偏見があり、ゲイやトランスジェンダーであるということだけで、「地獄に行く」等と言われたり、時には直接的な暴力を被ることもあり、どうしても法律を作らなくてはいけないという現実があるのです。

ですので、皆が偏見の支障をなしに共に生きていける社会の達成のためにはアメリカではこのような法律が必要なのかも知れません。

だから、もし女子トイレに身長190センチのがっちりしたカツラを被った女の人がいたとしてもほっといてあげてくださいね。彼女達はあなたに噛み付いたりはしませんから。(笑)

BY ムースnotes

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