夏たけなわの8月ですが、来月からは芸術の秋。
ニューヨーク・フィルハーモニック 2019-20 新シーズンが開幕します。

プログラムはすでに発表され、チケットも公式サイトで売り出されています。
現時点で良い席が取れなくなりつつある公演もあります。
鑑賞を計画している人は、早めの準備をしておくに越したことはありません。

さっそく新シーズンの見どころをご紹介・・・といきたいところですが
すべての公演内容を網羅するのはスペース的に無理があるので、
今回は「フィルム・コンサート」と「ソリスト」という2つのテーマに分けて
注目公演をご紹介していきます。

フィルム・コンサートmovie

最近日本でも人気の高いフィルム・コンサート。
映画を上映しながら劇中音楽を生演奏することで、名作映画をより感動的に演出できることから、
ひとつのジャンルとして確立されつつあります。

今シーズン予定されているのは、こちらの5作。いずれも映画史上人気の高い名作です。

未知との遭遇』9月11日、12日
サイコ』9月13日、14日
ハリー・ポッターと賢者の石』12月11日、12日、13日、14日
雨に唄えば』5月20日
メリー・ポピンズ』5月21日、22日、23日

この中ではクリスマス・シーズンに上映される『ハリー・ポッター』の売れ行きが好調で、
1日限定の国民的名画『雨に唄えば』も良い席は取れなくなりつつあります。

人気ソリストnotes

演奏会の華となるのが、人気ソリストを迎える協奏曲のプログラム。
伝統あるニューヨーク・フィルとの迫力ある競演は、まさにクラシック音楽の醍醐味です。
今シーズンに登場予定のソリストで高い注目を集めそうなのは

アウグスティン・ハーデリッヒ(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲)10月3日、4日、5日
ラン・ラン
(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番)10月7日
エマニュエル・アックス(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番)10月24日、25日、26日
ユリア・フィッシャー(メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲)10月30日、31日、11月1日、2日
アリサ・ワイラースタイン(サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番)11月21日、22日、23日
ダニール・トリフォノフ①(スクリャービン:ピアノ協奏曲)11月27日、29日、30日、12月3日
イェフィム・ブロンフマン(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番)12月5日、6日、7日
ジャニーヌ・ヤンセン(ブラームス:ヴァイオリン協奏曲)2月13日、15日、18日
デニス・マツーエフ(ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番)3月12日、13日、14日
ジョシュア・ベル(ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲)4月1日、2日、4日
ダニール・トリフォノフ②(モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番)4月15日、16日、18日、21日
カティア&マリエル・ラベック(ニコ・マーリー:2台のピアノのための協奏曲=世界初演)6月4日、5日、6日、9日
ユジャ・ワン(ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番)6月11日、12日、13日

いずれも一度は観てみたいアーティストです。
地元ニューヨーク居住のダニール・トリフォノフはさすがに登場回数が多いですね。
超人気スター、ラン・ランの公演は1回限定の特別イベント(シャンペン&ディナー付き)で、
チケットの入手が極めて厳しくなりそうです。
ジョシア・ベルも現時点で9割以上埋まっており、揺るぎない人気の高さがうかがえます。

シーズン・カレンダーの詳細は こちら を参照下さい。


Posted by Firebird "19

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