ニューヨークではいろいろな食べ物に出会えます。
 
ダウンタウンにあるKubehというミドルイースタン系のお料理のレストランに行ってきました。
6番街の11ストリートと12ストリートの間にある洒落たレストランです。
 
Kubeh(クベ)とは大きなスプーンで食べるミドルイースタン地区のダンプリングだそうです。揚げたり、ゆでたり、中に詰めたりいろいろ調理法があるようです。
 
初めてならこれをまず食べてみて、ということで、Kubehの中から一番お勧めのビーフのKurdish Siskeと、ブロス(スープのお出し)を選ぶのですが、これもお勧めのHamsutaというスイスチャードとズッキーニとレモンをトライ。正直自分では絶対選ばないチョイスですが、未知のものは素直にお勧めにしたがいます。
 
想像とはまったく違うものが出てきました!

Aaa

セモリナ粉のお団子の中にじっくり煮込まれたビーフが詰まっていて、うん、なかなかおいしい。味がしっかりしているので、野菜ベースの優しいブロスとマッチして体にしみわたります。友人のクベはラム肉のお団子。
 
ゆっくり食べていたら、なんかこれ見たことあるような、ちょっと見た目お雑煮の中のお餅?うちのお雑煮は具だくさんなので3日目のお雑煮があったらこんなになるかも。
 

Bbbb

 
他にはピタやいろいろなメニューもあり、何でもおいしそうです。
この歳になっても生まれて初めて食べるというものに出会えた新鮮な驚きで、たまには冒険するのも面白いなあと思いました。
 
PS. 昨晩はただただ初めて食べておいしかった!で終わったのですが、ウェブページをよく読むと、女性のオーナーシェフがイスラエル系イラン人の家族のレシピと、キッチンでシリア、クルド、イラク出身の女性たちと一緒に働く中でインスピレーションがわいて生まれたメニューということ。
このところの中東情勢、何ともきな臭いですが、女性たちが代々大事に守ってきたものがミックスされて生まれたなんともやさしい味のお料理を、私たちが純粋においしいね~と楽しめることがこのニューヨークならではの醍醐味で、まったく異質の世界だと思っていた文化や人々が、意外と身近に感じられすんなり入ってくるような経験を重ねていくと、少しずつ世界が平和になるんじゃないかなと思ったりしました。
 
Kubeh
4640 Avenue pf Americas, New York, NY 10011
(Between 11th and 12th Street)
 
by あつ 
 

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