テーマ： こぼれ話
カフェ・グルメ
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ご存じのように、現在店内での飲食は全て禁じられているニューヨークですので、レストランやカフェはデリバリーやピックアップ対応のみですし、こうなると、従来デリバリー＆ピックアップを本業としている店舗は底力を発揮してきます。
そんな中で今回ご紹介するのは、2011年からマンハッタンでクオリティの高いサンドイッチ・バッグを、家庭にオフィスに様々なイベントや野外でのパーティなどに届けているPerfect Picknicです。
バゲッティーニと呼ばれるお洒落で小さなバゲットのサンドイッチを中心としたセット・メニューをかわいいトート・バッグに入れて、その名の通り”完璧なピクニック感覚”で、本物のピクニックはもちろんのこと、各種パーティや結婚式、日々のビジネス・ランチや家庭の食卓にまで対応しているユニークな人気店です。
当ニューヨーク支店でも、日本から来られる企業や団体、学校などのグループ・ツアーの皆さんに、セントラル・パークなどでの野外ランチを楽しんでいただくため、また夜遅くのご到着時の軽い夕食として、更にはお忙しい移動中の車内などでのお食事として度々お届けしており、ご好評をいただいています。
2019年にはこれまでのデリバリー業専門から店舗販売も始め、アッパー・ウェストに小さなピックアップ専門店をオープンさせました。
このPerfect Picnicはこれまで、ニューヨーク・タイムスやウォール・ストリート・ジャーナルなどの新聞、VOGUEやBAZAARといった雑誌、またオプラ・ウィンフリーの番組などでも度々紹介されていますが、その理由はお洒落で美味しいサンドイッチと共に、熱心なボランティア活動にもあります。
このお店では2015年から地元ニューヨークにおける様々な援助ボランティアに取り組んで、それをお店のポリシーにも掲げていますが、今回のウイルス感染によるニューヨークの未曾有な被害状況を前に、ユニークなボランティア活動に専念し始めました。
これは 「目的を持ったピクニック（Picnic with a Pupose）」と呼ばれるもので、それ自体は以前から行っているものですが、今回は特に医療の最前線で命がけで働く医者、看護婦、その他医療関連従事者達にランチ・バッグを届けようというものです。
サイト上にて通常価格のほぼ半額でランチ・バッグを販売して援助を募り、オーダーが入った分を各病院に届けるというシステムで、言わば寄付金をランチ・バッグにして最前線に届けるというコンセプトです。
先日はニューヨークの地元テレビ局でも紹介され、ニューヨーカーも思わず震撼したセントラル／パーク内の”野戦病院”にランチ・バッグを詰めた段ボールを運ぶ姿が映し出されていました。
本当に力強く素晴らしいアイディアと対応であると思いますが、感染覚悟で医療の最前線にデリバリーをする彼等も正に命がけであるとも言えます。
しかし、オーナーのウェンディさんはそんなことにはお構いなし。
「この本当に厳しい状況の中で、最善を尽くしてくれている人達にとって、何かポジティヴなお手伝いができることは、とても光栄であり祝福されているとも思います」
そして彼女は日本の皆さんへのメッセージも忘れませんでした。
「いつも私たちのサンドイッチを楽しんでくれる皆さんに心から感謝します！
ニューヨークは必ず戻ります。近々またお会いしましょう！」
※右がオーナーのウェンディさん
先日ニューヨーク知事がこんなスローガンを掲げました。
"We are New York tough"。
そう、ニューヨークは本当にタフです！
- Perfect Picnic
- https://perfectpicnicnyc.com/
- 405 Central Park West
New York, NY 10025
(212) 228-2884
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一日でも早く世界の新型コロナウイルス感染が終息し、
HIS ニューヨーク支店
