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ニューヨークのパンと言えばベーグルと言われます。ジューイッシュ(ユダヤ人)の伝統的なパン製法による、所謂”茹で上げパン”ですが、実はヘルシー志向の強いニューヨーカーには”グルテンの塊(かたまり)”であると不人気です。確かにあの”腹持ちの良さ”はグルテンのなせる技であるわけで、そのためグルテン・フリーのパンがここ数年人気・注目度急上昇となってきました。
しかし、グルテンがパンのパンらしさを保っていることは間違いなく、パンの程よいグルテンには目をつむるヘルシー・ニューヨーカーが多いのも確かです。
昔はニューヨークのパンとコーヒーは不味いというのが定説でしたが、シアトルのスターバックスがニューヨークに進出してい以降の第二次コーヒー・ブームと、自家焙煎スペシャリティ-・コーヒーにこだわった第三次コーヒー・ブームの到来でニューヨークのコーヒーは格段に美味しくなりましたし、様々なフレンチ・ベーカリーの進出で、かつては”最悪”と言われたニューヨークのバゲットも本場に肩を並べるようになってきました。
ニューヨークのフレンチ・ベーカリーと言えば、マンハッタンを中心に数多くの店舗を構えるメゾン・カイザーが最も有名ですが、やはりパンというのは店の奥で焼かれた焼きたてを食べるというのが基本ですし、大量生産や店舗と工場の分業は行わず、小さな店舗でコツコツと限られた数のパンを焼き上げているクオリティの高い「街の職人(アーティザン)パン屋さん」も随分と増えてきました。
そうしたパン屋の一つ、ブルックリンはウィリアムズバーグにあるLa Bicyclette Bakeryは、地元客に支えられつつ、隣町のグリーンポイントや、ダンボやダウンタウン・ブルックリン、そしてクイーンズのロング・アイランド・シティなどからも買いに来る人がいるという超人気です。
オーナー・シェフのフロー氏は、13歳の時からパン職人の修行を始め、16歳にはパン職人の免許を取得し、21歳からはパン職人として世界中を渡り歩き、昨年秋に現在の店舗を構えるに至ったそうです。
店の奥にあるキッチンで作られるバゲット、クロワッサン、デニッシュ、その他各種ブレッドは、かまどで次々と焼き上げらると直ちに店頭に並んでいきます。
それぞれに限られた数の品を買うために、常に店の前には行列ができているのですが、現在ニューヨークはコロナ・ウィルス感染防止のため、常に人と人との距離を2メートル以上保つことが義務づけられていますので、店の前の列は更に長くなっています。
前述のメゾン・カイザーは、ニューヨークのフレンチ・ベーカリーとしてはクオリティ的にも品揃え的にもトップ中のトップと言えますが、手作りによるオーセンティックな職人ベーカリーとしては、このLa Bicyclette Bakeryはブルックリン、そしてニューヨークでもダントツの存在であると言えます。
- La Bicyclette Bakery
- 667 Driggs Ave, Brooklyn, NY 11211
- https://www.labicyclettebakery.com/
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一日でも早く世界の新型コロナウイルス感染が終息し、
HIS ニューヨーク支店