2006.08.01

パリが舞台の笑いあり、涙ありのコメディー(?)痛快旅行小説をご紹介!マレ地区にあるヴォージュ広場に今も実在する、かつてはVIPご用達超高級ホテルとして 世界に名を知らしめたホテルPavillon De La Reine(パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ)(映画の中では「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」という名前設定になっています)・・・とある倒産寸前の旅行会社が起死回生のために思い付いたのが、このホテルに宿泊するという夢のツアー!・・・しかしそれは有り得 ない料金二重取りツアーだった!このツアーに参加した2つのグループが織り成す人間模様や、ツアー催行に命をかける(?)社員のハラハラ・ドキドキの動きが読み どころのこの本…浅田次郎ファンだけでなく、旅 行業務関係者の間でも話題の1冊でもあります。また太陽王ルイ14世、スペイン王室とフランス王室の確執などの歴史的な話が巧みに交えられており、展開も面白い 構成で読み応え抜群です。

 300年の 伝統を誇るこのホテル、チェーン経営化され昔ほどは敷居は低くはなりました が、まだまだ一般庶民にはお高いホテル・・・ま たホテルがあるヴォー ジュ広場は、ショッピングや食事を楽しむ人々や公園でのんびりするパリジャン憩いの場とし て賑わっています。

 皆さんも是非読んでみて下さい!
(パリ支店 F.T.)

「王妃の館」〈上〉〈下〉巻
浅田 次郎著 (集 英社文庫)

パリ Place des Vosges(ヴォージュ広場)
地下鉄St-Paul、Chemin Vert、Bastilleの中間

■ホテル Pavillon De La Reine
(パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ)

28, Place des Vosges 75003 PARIS
http://www.pavillon-de-la-reine.com/

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS パリ支店

    2024.04
    loading...