7月14日は、フランス国民にとって特別な日です。
市民が王政を倒したフランス革命は、1789年7月14日、パリのバスティーユ牢獄を襲撃したことが発端となりました。
フランスはこの日は祝日で、一日中お祭りの雰囲気です。
例年、凱旋門では大統領や国賓が参加するパレード、航空ショーが行われます。日が沈むと、エッフェル塔での花火。エッフェル塔下のシャンドマルス公園には、場所取りの市民が早くから賑やかにイベントを待ちます。(今年は一部変更あり)
また毎年オペラ座もコンサートが無料となります。今年は、例外的にインターネットで無料で配信されるようです。
パリオペラ座
CONCERT SOLIDAIRE DES 13 & 14 JUILLET
https://www.operadeparis.fr/saison-20-21/concert-et-recital/concert-solidaire-des-13-14-juillet
7月13日・14日、19:30~(1時間20分)
Youtube / Facebook より配信
お時間が合えばアクセスしてみてください。おそらく日本からでも見られるのではと思います。ただし日本時間は翌朝2:30ですのでご注意を…。
なお、オペラ座での公演は現在中止中ですが、施設の見学は再開されています。
オペラ・ガルニエ見学再開の動画を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=20&v=2qkkgVnuXj0&feature=emb_title
有名なシャガールの天井画をはじめ、圧倒される豪華さです。ぜひ本物をご覧いただきたいです。
こちらは4月に公開された動画ですが、外出制限中、オペラ座所属のバレエダンサーたちがそれぞれの自宅などで踊る様子を編集したものです。ニュースでも話題になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=NiM-x4fPFRI
(NK)
パリのキャバレーといえば、まず出てくるのがムーランルージュ、その次に、リド、クレイジーホースが続いてくると思いますが、今回、パリ最古のキャバレーといわれている、パラディ・ラタンへ行って来ました。
特にキャバレー好きというわけではありませんが、パリジャン、パリジェンヌをはじめ地元フランス人に人気があるショーということで今回参加させていただきました。
入り口はこのような感じです。ここで簡単にこのキャバレーの紹介です。
パリの左岸に位置する歴史的な地区、カルティエ・ラタンに1802年、あのナポレオン・ボナパルトがテアトルラタン(Théâtre Latin)を建設。その後世界大戦を経て1889年エッフェル塔を手がけたあのギュスターヴ・エッフェル氏が劇場設計を手がけ「パラディ・ラタン(PARADIS LATIN)」として生まれ変わったとても歴史的なキャバレーです。
ショーの内容はムーランルージュに引けをとらず、フレンチカンカンも盛大でした。他のキャバレーと違い、司会の人がマイクで会場を盛り上げます。また、支配人が元料理人ということもあり、料理の質が他キャバレーと比べ格段に違います。これはすごく感じました。パリらしいおいしいビストロで食べる料理という感じで、料理とショーを2つ楽しめるキャバレーはここが一番だと思いました。
シャトーブリアンステーキ(牛肉の厚切り)、グラタンドフィノワ、ペッパーソース
皆さんも是非ムーランルージュだけじゃない!!パリのキャバレーを楽しんでみてください。
1928年創業のキャバレーLIDO(リド)はメトロ GEORGES V(ジョルジュ サンク)の出口の前にあります。
今回は4ヶ月のリノベーションのあとリニューアルオープンしたLIDOの新しいディナーショーMERVEILLES DE PARISメルベイユ ドゥ パリ(パリの宝物)を見に行ってきました。
シルク・ドゥ・ソレイユのアーティスティックディレクターであるフランコ・ドラゴン氏を初め著名人がリニューアルプロジェクトをクリエイトし2500万ユーロ(約35億円!)をかけて改装したというだけあり、ステージ、客席、照明などなどすべてが新しくなり芸術性のあるすばらしい空間が作り上げてられていました。
今回のリニューアルにより柱が取り除かれ、どの席からもステージがよく見えるようになっていました。広さは900㎡、最大で1100名を収容できるとのことです。
18:30に着くと入り口にはおしゃれをした人たちが既に入場待ちの列を作っていました。
席に案内されると19:00頃にはミュージシャンがステージに登場。ノリのいいお客さんは音楽に合わせダンスを始めます!そのあとシャンペンがサービスされ食事が始まりました。
リニューアル前のメニューではアルコール飲料はいつもシャンペンでしたが今回からは料金の違う3種類のメニューがありワイン付きのコースもあります。お酒が苦手な方はノンアルコールドリンクへのアレンジもでき、日本語のメニューもあります。私たちが選んだメニューはSOIREE CHAMPS-ELYSEESで前菜+メイン+デザートとハーフボトルのシャンパンのついたコースでした。
レストランに来たわけではないので料理には余り期待していなかったのですが、シェフはレストラン アラン デュカスで働いていたと言うだけありかなりおいしかったです。子牛のローストはとっても柔らかいお肉で満足でした。最後はパティスリー ル・ノートルのデザート。これも私たち日本人好みの甘すぎないお味でした。ウェイターさんたちもとても感じがいい人たちばかりでした。
食事を終えて一息つくと9:00にはショーが始まります。
新しいLIDOのショーはフランスらしさを前面に出すことを大事にしつつ新しさを出しているとのことでしたが最初から誰もが知ってるフランスの音楽とともにダンサーが登場!とても素敵でした。私たちの席はステージのそばだったのですごい迫力を感じました。
そのあと2014年の公募の勝ち抜き歌番組で優勝した今フランスで話題の人気歌手のMANONちゃんがステージに登場。ダンサーたちとともにすばらしい歌声で観客を魅了します。
ショーはいくつものテーマがありダンスだけでなくサーカス、アクロバット、ピエロ、アイススケートショー、本物の白鳥も登場したりと飽きることがありませんでした。
ブロンドロングヘアのきれいなダンサーがほぼいつもステージの真ん中で踊るのですがパリのビジネスウーマン風の黒縁のめがねをかけていて、LIDOのいたずらっぽさも感じられました。
新しくなったLIDOはパリらしい魅力がいっぱいです。
ここで気になるのはムーランルージュとの違いですが、リドはなんと言っても全てがゴージャス!200万個のクリスタルを駆使した衣装、内装は圧巻でした!またシャンゼリゼ通りというロケーションも最高です。
また、今まではムーランルージュとお決まりになっていたフレンチカンカンのショーもリニューアル後に加わりました。なんと言ってもリドバージョンはゴージャス!
ゴージャスでクリエイティブ、それでいながらトラディッショナルなパリジャンを感じられるリドを是非一度お試しください。
御予約は下記リンク承ります。
(N.S)