7/29はツールドフランスの最終日。3週間にも及ぶ長い戦いを終了した選手たちが、この日パリのシャンゼリゼでファイナルを迎えます。
当日は肌寒く、雨が降ったり止んだりする不安定な天気。 それでもいい場所を確保しようと、4時間前からシャンゼリゼへスタンバることにしました。人はまばらですが、午後3時くらいを過ぎると、その頃にはシャンゼリゼは観光客と、ツールドフランスのファンが入り混じって混雑してきました。
シャンゼリゼ↓
良い席を確保しようと、地下鉄やバス停、公衆電話ボックスにまで上っている人たちもいます。
ツールドフランスのオフィシャルグッズなどを売る店もあちらこちらにあります↓
選手が到着する約2時間前ぐらいから、装飾された各チームのスポンサーの車がシャンゼリゼを走り出します。シャンゼリゼに各車のクラクションが鳴り響き、だんだんお祭りのムードになってきました。
シャンゼリゼをパレードするスポンサーの車↓
警察や各スポンサー、その他関係者のバイクに続き、いよいよ選手たちがシャンゼリゼに入ってくるようです。
大きな歓声が聞こえたかと思うと、選手たちが突然現れました。 これからシャンゼリゼを8周するということです。1周目はとてもゆっくり走っています。
2周目、3周目と除々にペースが上がっていきます。物凄い速さで目の前を通り過ぎていきます!
もう8周回ってしまったのか、レースは突然終了したようです。その頃、表彰式などが行われていたらしのですが、アナウンスがフランス語のみ、そして観客の殆どはスペイン語、ドイツ語、そして英語を話す人ばかり、ということで、観客も、終了したのか、最終的に誰が勝ったのか、良く分からずそのままたたずんでいます。
(会場にはフランス人は本当に少なかったです。フランス人はみんなテレビで見ているのかと思いきや、後から聞いた話では、フランス人といっても一部の自転車好きの人が見るだけで、興味の無い人の方が多いくらいだそうです。)
凱旋門の展望台です。こんなところからでも見れるのですね↓
しばらくすると、表彰式を終了した選手たちが、再度シャンゼリゼをチームごとゆっくりと走ります。
マイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージを意味する)とマイヨ・ブランを獲得したアルベルト・コンタドール(スペイン)。記者やカメラマンに囲まれています。↓
結果は、チーム総合1位はアルベルト・コンタドールの所属するディスカバリー・チャンネル、ポイント賞はトム・ボーネン(ベルギー)、山岳賞はマウリシオ・ソレル(コロンビア)、新人賞はコンタドールが獲得したとのことです。
テレビで見るツールドフランスのもう一つの楽しみは、選手のレースと一緒に山岳地帯をはじめとし、フランスのめったに行けない地方のさまざまな風景が見られることです。
テレビと違って、一部しかレースを見れないのは残念ですが、初めて見たツールドフランスは迫力満点で、予想を遥かに超えて興奮するものでした。
(HISパリ支店 NI)