にまつわるローカルエピソード。
ということで今回は、フランスで一番(最も)キレイな村の1つに認定されている村で過ごすフランス式1日をご紹介。

フランスでは、

LES PLUS BEAUX VILLAGES DE FRANCE

フランスで最も美しい村制度という、1982年に始まった認定制度があります。2007年9月時点で154の村々が登録されています。

今回はその中の1つ、

Lyons la foret

リオンス・ラ・フォレ
という村で過ごす1日をご紹介いたします。

 


この村は、ノルマンディーに位置し、ルーアンから約車で1時間の、丘の上にあります。バスは1日に1本、ルーアンから出ています。

 
車で山を登っていくと、そこにリオンスラフォレの町が見えてきます。 町が近づいてくるにつれ、だんだん木組みの家が増えてきます。
 

 
リオンスラフォレの町で車を降りて町を歩いてみます。runrunrun町から少し外れたところには、maple教会がひっそりと立っています。
 

この地域は、長年フランスとイギリスの両方に占領されていたと言うこともあり、木組みの家(フランス式)レンガの家(英国式)が混じった町になっています。
 

思わずカメラを向けたくなるような家や風景がたくさんあります。家の造りはとても素朴でシンプルです。パリのようなゴージャスさはありませんが、各家が花を飾ったり、壁の色を変えたりして、全体が調和された、かわいらしい町になっています。

 

 

町の中心に向かって丘を登っていくと、古城がありました。こちら、ノルマンディー公ギヨーム(ウィリアム1世、またはイングランドの初代王、征服王)が過ごした城だとのことです。現在は普通の住居となっているようです。
 
城の下が小さい谷になっているので、下ってみました。キレイなshine小川が流れていて、家がひっそりと建っています。
 
小川沿いにひっそり立つ家。とても素朴です↓
  
ここの谷からは遠くの森や湖が見渡せます。町の名前にForet(森)が付いているだけあり、周りは緑で覆われています。
 
古城下の町並み↓
 
再び谷から元の道路に戻り、さらに丘を登っていきます。途中、目を見張るような大きな家が。こちら、現在はホテルらしいのですが、もともとは作曲家、Marurice Ravel の生まれた家だと言うことです。きっとお金持ちの家だったんでしょうね。
 

 
この大きな家を過ぎると、もうすぐ町の中心地です。だんだん車も増えてきます。イギリス領だったこともあり、イギリス人にも人気の観光地とのことです。
 


町の中心には噴水があり、カフェやお店がそれを囲むように並んでいます。テラス席もたくさんあり、sun晴れた日には町の人や観光客たちがゆっくりお茶をしながら過ごしている風景が目に浮かびます。

 
町の中心のカフェ↓

 

その日は週末だったため、マルシェが出ていました。こちらはチーズ屋さん↓

 

こちらはキッシュ屋さん。マルシェはパリより安価ですが、カフェ、ケーキなどは、観光地のためか、パリと殆ど変わらない値段です。

 

なんだか混雑してきたと思ったら、町の中心で、アンティークのサロンが行われていました。

 
この建物(もともとマルシェの場として立てられた建物です)で行われていました。屋根の一部↓
 

入場は一人1.5ユーロ。たいていブロカントなどで無い限り、入場に5ユーロ程取られるところもあるので、かなり良心的な値段です。中に入ると、フランスのアンティーク家具から、絵画、アンティーク雑貨やアンティークグラス、お皿など、ところ狭しといろいろなお店が出ています。

 

会場の外からは音楽がnotes聞こえ始めてきました。その日のmoon3夜は、ロック音楽のライブが行われるということで、近くのカフェが料理やビールを用意しています。

 

その夜演奏するロックバンド↓
 


町を散策した後、リオンスラフォーレから車で15分程の森の中にある1軒のレストランへ。

 

レストランの裏には、ホテルと鳩の家(丸い石造りの建物)があります。

 

レストランとは言っても、昔風の家の庭にテーブルとイスを置いただけのシンプルなもの。

 


アペリティフに、マルティーニと、オレンジのカクテルを頼みます。

 

飲み物はロゼワイン↓
 
アペリティフにロゼワインに・・・ 写真だけ見ると、なんだかお洒落な雰囲気ですが、実際はさすがフランスの田舎、周りはハエと蜂がブンブン飛んでいます。。。 座っているながらも蜂に刺されないかと冷や冷やしながら。。。しかも最初に運ばれてきたボトルのワインには、なんとっっっハエが沈んでいる・・・というアクシデントも・・・日本だったら料理代金ぞ全部無料にできそうな大クレームです。 そこがのんきなフランス人なのか、ハエが沈んでいても、「キャー」なんて悲鳴もなく、淡々と「ハエが沈んでいるので新しいのに代えて。」と普通に頼んでいます。

そうこうしているうちに、ようやくメインが運ばれてきました。
こちらはノルマンディーの定番、チキンのクリーム煮↓

 

そしておなじみガレット↓

 

そしてこれがTete de Veau(仔牛の頭)という料理。ちょっと不気味な料理の名前です。この料理名を見たときは、(鮭カマのように)仔牛の頭がそのまま出てくるのかと思ってかなり怖い思いをしました。

 

結局Tete de Veauも一口頂きましたが、美味かどうかは良く分かりませんでした。一番おいしかったのは、チキンのクリーム煮でした。

さて、フランス人が食事に欠かせないのが、デザート。フランス人曰く、甘いもので後味を終わらせないと気持ちが悪いそうです。
デザートのティラミス↓

 

フランベリーのクランベル↓

 

料理はまぁまぁでしたが、周りの景色と一緒に食べると、満足します。

このような夕暮れ時に斜陽を浴びながらゆったり家族や友人たちで過ごす時間が一番の贅沢ですね。

 

(HISパリ支店 NI)

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インフォメーション

http://www.tourisme.fr/plus-beau-village-de-france/plus-beaux-villages-de-france.htm  


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    • 投稿: his-paris -2007年10月 1日 (月) 15時16分

      ■フランス人の休日
      フランス人はヴァカンスとなると、とても多くの人が田舎や自然の中でのんびり過ごしているようです。外での食事も頻繁に行われて、TVなどで見ていると、とても優雅そうですが、自然の中だけあって、実際はハエや蜂、蟻などいろんな昆虫がテーブルに来たりして、なかなか日本人にとっては寛げないかも知れません。そういうことを余り気にしないところはフランス人の良いところかも知れませんね。

    • 投稿: 桜花 -2007年9月29日 (土) 12時20分

      ■無題
      静かに過ごせそうでいいですね~(*^▽^*)それに緑がおおですし。レストランなんて天気がとってもいい日にお食事するといいのでしょうね~。

    

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