2007.11.09
今回ご紹介するのは、ヴァンセンヌ城です。
11世紀に建設され、パリで最も古い建築物の一つとのこと。
名前は有名ですが、その割にパリに住んでいても訪れたこと
のない人がたくさんいるようです。
ヴァンセンヌ城へ行くには、パリメトロ①号線
Chateau de Vincennes駅で下車します。
メトロ内にはヴァンセンヌ城にまつわる絵画や
骨董品などが展示されています。
西のブローニュ近辺同様、ここパリの東に位置する
ヴァンセンヌ近辺も、パリ市民の憩いの場と共に、
人気の居住地区となっているようです。
ヴァンセンヌ城入口前↓
ヴァンセンヌ城に入ってすぐ右手にそびえ立つのが、
フランスでも最も古いと言われるドンジョンです。
16世紀には、牢獄として使用されていました。
このドンジョン内部は見学ができ、展望台からは、
パリの街やヴァンセンヌの森などが見渡せるというので、
楽しみにして行ってみると、閉館時間になってしまった
ということで、入場させてもらえませんでした。
(正確には閉館時間の数分前だったのですが・・・)
ここを住居としたフランス歴代王の生活や、フランス史に出てくる
投獄された著名人などの様子が見学できるようなので、
歴史に興味がある方は興味深いと思います。
ヴァンセンヌ城壁内にいると、壁の外側の現代世界から遠く
隔離されたような気分になってきます。
ついつい一歩外へ出るとパリの街並みが広がって、
車も走っているのですが、
そんなことを忘れて、中世の空間に浸っていると、
出口が見えてきました。
ヴァンセンヌ城はそんなに大きくなく、
短い人は1時間かからずに見終わってしまいます。
ヴァンセンヌの森へ出かけた際にちょっと
よってみてはどうでしょうか?
(HISパリ支店 NI)