
フランスの国鉄、メトロによるストライキは7日目に突入すると
発表されました。
2007/11/19月曜日 の予想です。〔2007/11/18 22H00時点の情報〕
地下鉄
①番線 --- 60%程度の運行
⑭番線 --- 通常運転
その他のライン --- 20%程度の運行
RER RATP
ライン A --- ほぼ運行なし
ライン B --- ほぼ運行なし
バス --- 40%程度の運行
TGV --- 平均して約50%程度〔地域により異なります〕
現時点での、今後のストライキ情報ですが、
政府と労働組合の間で、ある程度の合意は
得られたようですが、まだストライキは
続けるようです。
このストライキに反対する人たちのデモンストレーション
が18日の月曜日に行われ、8000人以上の人が
参加したもようです。
そもそも今回のストライキは年金に関することで、
今まで国鉄に与えられていた特権をなくす
というサルコジ大統領の改革に反対したものです。
この特権というのが、もともと国鉄労働者は石炭を
運んだりする肉体労働や深夜や週末などの労働が
あったために得た特権らしいのですが、
現在の電車はもちろん
電車で動きますし、駅の掃除も、線路の掃除なども
他の職員の仕事になっています。
ということで、もう国鉄職員に特権を与える理由が
無いのでなくす、と筋が通っているもののようです。
多くの経済学者や、プライベートカンパニーの
人たちは政府の政策に賛成しているようです。
確かにフランスの国鉄、メトロ職員、郵便局職員さん
達に比較すると、日本の職員さん達はよく働いている
なぁと実感します。〔職業全般に言えますが・・・〕
フランスであるツアーに参加した際に、
ガイドさんが
「フランス人は一度得た権利は絶対に放さない」
と言っていましたが、まさにその通りですね。
明後日20日火曜日からは、
郵便局、フランス銀行、学校、フランステレコム、
劇場、コメディーフランセーズなどが
ストライキに参加するようです。
明日も寒い雨の中〔天気予報は雨です〕
徒歩通勤になるのでしょうか?
早くストライキが終了することを
願うばかりです。
〔HISパリ支店 NI〕