2009.07.15
7月14日革命記念日、パリは祝日。ということで、ツールドフランス2009を見に行ってきました。
本日は第10ステージ。
リモージュ発 イスーダン着の行程です。
ゴールとなるイスーダンで観戦することにしました。
イスーダンはフランス中央、セントラル地区に位置します。
パリ・オーステルリッツ駅からCORAILに乗って、オルレアン駅で乗り換え、更にヴィエルゾン駅で乗り換えてイスーダン駅まで約3時間の道のりです。
直通で1時間半で行ける電車もあったのですが、当日チケットは約50ユーロ。。。
往復100ユーロは厳しいなぁ、と思い、2回乗り換えても10ユーロ安い、片道40ユーロの乗り継ぎ電車を選択したのでした。
革命記念日はフランス人は皆家族で過ごすようで、先週末から既に実家に帰っているのか、駅はガラン・・としていました。
切符を買うのに並ぶと思っていた所、すんなりと切符が買えてしまい、出発までに1時間半も時間が空いてしまいました。
オーステルリッツ駅↓
駅から出て朝食をとり、駅へ戻ると、ちょうど電車が来たところでした。
混雑していない電車は非常に快適でした。
最後のイスーダン行き電車に乗ると、少しずつツールドフランスのTシャツを着た家族や、自転車を持って電車に乗ってくる人がちらほらと見られました。
パリから約3時間弱、イスーダンの駅へ到着しました。
のんびりした田舎の駅の雰囲気です↓
駅を出ると、すぐ正面がコースになっていました。
ここを数時間後には自転車が走るのか・・・と思うと、わくわくしてきました。
キャラバン隊(スポンサーの車)到着まで約4時間半以上。
それまで時間があったので、イスーダンの街を散策することにしました。
ツールドフランスのゴールの街、ということで街をあげて盛上がっているようでした。
それぞれのジャージの色の自転車↓
レストランにもこんなデコレーション↓
街の周囲には城壁が一部残っていました。
街の中心へ向かいます。
イスーダンは歴史のある街だそうですが、残念ながら多くのものは壊されてしまっていて、比較的新しい建物が多かったです。
そしてイスーダン唯一の名所が、この塔、La Tour Blanche
800年前の建造物だそうです。
せっかくなので、隣にあるインフォメーションセンターで、入場券(大人3ユーロ)を購入し、塔の中に入ってみました。
塔には入口にも中にも誰も・・・見学客も、スタッフすら居ませんでした。
(入場券なしでも入れそうですが・・・)
しーーーーんと静まりかえった暗い塔の中で、ここで何かあっても誰も気づかなそうだな・・・と、なんだかちょっと怖くなってきました。
すると、突然ガチャッと音がして、真っ暗な壁にフィルムが映し出されました。
イスーダンの歴史を語ったフィルムで、(フランス語は余り分かりませんでしたが)絵が古風でなかなか面白かったです。
フィルムが終わると、塔の階段を登って1階へ行きます。
中はモダンな作りになっていました。
ここが1階です↓
狭い螺旋階段をしばらく上ると、展望台へ出ました。
展望台からはイスーダンの街が見下ろせます。
写真左端に小さく見える黄色い棒のようなものが、ツールドフランスのゴール地点です。
教会が1つに、塔が1つ、その周りに家が並んでいる小さな街でした。
街の周りには草原が広がっています。
中央下には、黄色い印が付いたツールドフランスコースも見えます。
塔を降りていきます。
フランスには珍しく、螺旋階段で上りと下りが別の通路で整備されていました。
(私もフランスでは塔や城で螺旋階段を何度も上りましたが、いつも狭い階段を上り下り共用でした)
街の広場へ出ました。
それ程混雑していませんが、カフェのテラスでお茶を楽しむ人の姿がありました。
先ほどの塔の展望台から見えた塔です。
ここはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道だったようです。
巡礼道にある貝殻の印が道路にいくつもありました。
歩いている途中で、変わった路地を見つけました。 その名も
Impasse Ah! Ah!
Impasseとは行き止まりになっている路地や道路のことです。
「アー!アー!通り」といった意味でしょうか?
広場には地元の管弦楽団が、演奏をしていました。
今日はツールドフランスのゴールの日ですが、革命記念日でもあるため、広場でもコンサートやもの催し物の準備がされていました。
広場を抜けてゴール付近へやってきました。
キャラバン隊到着までにはまだ2時間以上、選手到着までには3時間以上あるのですが、既にマスコミや観戦客などが集まっていました。
ということで、観戦場所を探して場所取りをすることにしました。
つづく
(HISパリ支店 NI)