ここは、華の都と呼ばれるパリ
・・・ですが、残念なことに、
地下鉄や街中、色々な所でのスリの被害が絶えません
一年を通して数の減らないスリの被害ですが
夏休みやクリスマスなど、旅行客の多い時期には
ジプシー(移動民族)による盗難件数が増えます
今年もちらほら、
ジプシーの子供たちを街中で見かけるようになってきました
メトロの車内でのスリなどにも十分気をつけて頂きたいのですが、
今日は日本人がよく遭う盗難の手口をいくつか紹介しますので
パリにいらっしゃる際には、参考にしてください
「サインしてください」
街を歩いていると、ボードを持った少年少女の集団に声を掛けられることがあります。
慈善活動を装って、サインを求めてくるのですが
サインをしている間、もしくは説明を聞いている間に
いつの間にかポケットやカバンの中から、貴重品がなくなっている・・・なんてことが
「汚れた上着を拭いてあげる」
メトロの駅などで、ポンっと肩をたたかれる。
優しそうな顔をした人が「あなたの上着が汚れているから、脱いで拭いた方がいい」と言うのです。
言われるがままに上着の汚れを拭いている間に、所持品を持ち去られたりすることが多いようです
「ここに置いておいたのに・・・」
パリに来たら、パリジャン達のようにカフェのテラスでコーヒーを飲んでみたいですよね
そういう時に気を付けて頂きたいのが、テーブルの上の貴重品
テーブルの片隅に携帯電話を置いて、おしゃべり
日本ではよく見かける光景ですが、パリでは厳禁です
通りがかりのジプシー達が、素早い身のこなしでサッと持って行ってしまいます
自慢のスマートフォンが、
「あれ、今ここにあったのに・・・」なんてことにならないように、
パリではカバンや貴重品は常にしっかり隠していて下さいね
「警察官だ」
パリ支店にいらっしゃるお客様からも、特によく聞くのがこの手口
私服やスーツ、格好は様々なようですが
道に迷っている時などに警察官のふりをして近づいてくる人がいます。
「道を教えてあげる。」
「身分確認の為にパスポートとクレジットカードを見せなさい。」
「日本円を見せなさい。」
「麻薬の所持を確認するからカバンの中を見せなさい・・・」
様々な口実で近寄ってきて、隙を見て物を盗っていくのです
日本人としては、
「警察だ」と言われると、素直に従ってしまいがちですが
何事も、まず疑ってみてください悲しいことですが・・・
上に紹介したような事例でも
本物の慈善活動、本当に優しい人であったり、本物の警官であったり・・・その可能性ももちろんあります
ただ、被害を防ぐ為には
よく分からない人やものは、避けておくのが無難でしょう
言葉の通じない国で、
いきなり話し掛けられたり、ジプシーに囲まれたりすると
慌ててしまいがちですよね
そういう時こそ、落ち着いて
身の回りの物をギュッと、大事に守って下さい
パリに着いたらまずは、
カバンのチャックは常に閉めておく。
斜め掛けカバンはいつも前にしておく。
財布や携帯は、使ったらすぐにしまう。
などの基本的な予防対策を身に染み込ませましょう
そして、被害に遭わないためには、
事前に現地の安全情報を確認しておくこともとても大切です
ご旅行の前に、
外務省や日本大使館の安全情報に目を通しておくといいですね
外務省 海外安全ホームページ フランス
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=170
在フランス日本国大使館 安全情報
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/index.html
(a)
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投稿: his-paris -2011年11月24日 (木) 23時47分
■Re:有難うございます☆
>Nackさんサクレクール寺院周辺は本当にそういった被害が多いですね。貴重な経験談有難うございます!! -
投稿: Nack -2011年11月24日 (木) 14時01分
■サクレクールにて・・・
『サインしてください』の子供たちのサイン攻めを目にしました。。。サクレクール寺院に行くまでのケーブルカー乗り場とパリ市内にて。小学生くらいの子供が数人グループでいて、段ボールに何やら署名のような紙を張り付けてペンとボードを差し出してくるんですよね。『怪しい!!』って、最初から相手にしないと諦めて次の“ターゲット”に・・・。残念ながら、サクレクールで囲まれている日本人の観光客とみられる人がいました・・・。何も盗られていなければいいのですが・・・。