先週ドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」を観てきました
ベルギーのノーベル文学賞受賞作家メーテルリンクによる戯曲のため、歌詞はフランス語です
有名なオペラは大抵イタリア語かドイツ語なので、フランス語は珍しい
会場はオペラバスティーユ
バスティーユ広場の模様
会場に集う人々
隣のカフェで腹ごしらえをする人々
階段を登った入り口からの眺め
オペラ・ガルニエと違いモダンな劇場です
早く着すぎたため席はまだまばら
売店でワインやシャンパンを飲んでいるのです
メリザンドの登場です
(写真はradiofranceから転載http://sites.radiofrance.fr/francemusique/em/air-lieux/emission.php?e_id=90000060 )
身体の自由を奪われているような、ほとんど機械的とも言える動き
舞台装置はものすごくシンプルで、舞台の上から鉄の柵が降りてきたり、光の陰影によって情景や心情を描き出していました
無駄な装飾を排することで、作品の核だけを純粋に瑞々しく伝えようとしたのでしょうか
ドビュッシーの静謐で聞く者の心を不安にする不思議な音楽を、最大限生かす演出に思えました
事前にDVDで観た「ペレアスとメリザンド」とはまるで違う雰囲気に、「やっぱりオペラっていいなぁ」って心の中で復唱してしまいます
岩波文庫の「対訳 ペレアスとメリザンド」で予習をしていたこともあって、フランス語はばっちり、内容もばっちりで、舞台に没頭できました
オペラはやはり事前学習が大切ですね
話の流れだけでも知っているのと知らないのでは、楽しさに差が出てしまいます
オペラ・ガルニエ、オペラ・バスティーユでは、毎月演目が変わります
有名なものからあまり知られていないものまで幅があります
ただ、どれもガルニエとバスティーユで公演される以上、見ごたえ充分です
皆様もパリにお越しの際はぜひご覧になってください
きっと素晴らしい思い出になると思います
特にガルニエのシャガールの天井画はパリにいるならぜひ観ておきたいものの1つ
それに日本で観るより全然安い
チケットの手配はもちろんHISパリ支店で承っております
オペラやバレエは非常に人気があるため、事前の予約が肝要です
パリにお越しになる1、2ヶ月前からぜひお問い合わせください
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投稿: his-paris -2012年3月11日 (日) 14時52分
■Re:行きたいな
>永田さん是非、あの臨場感を味わってみてください!事前に演目のあらすじを少しでも知っておくとなお楽しめます! -
投稿: 永田 -2012年3月 8日 (木) 02時52分
■行きたいな
オペラバスティーユは中にははいったことがないので、今度は行きたいですね。