先週末の9月15日(土)、16日(日)はヨーロッパ文化遺産の日
Journées européennes du patrimoine )  
でした


毎年9月の第3週末の2日間、
通常非公開の施設が入場無料で一般公開されるビックイベント

文化遺産の修復や保護活動のPRのため、20年ほど前に始まったこのイベントは、今ではヨーロッパの他の国にも広がるほどの人気。


今回は、パリ支店スタッフが訪れた文化遺産・施設を
いくつかご紹介sign03



一番人気の大統領官邸のエリゼ宮(Palais de l'Elysée)
入場に5-6時間待ちは当たり前ですが、早朝6:30から並べば2時間ほどで入場できます。




毎年あまりの人気のため、今後毎月一度、一般公開することを検討中だとか。(フランスのテレビ情報)

 
 
メインの応接間。

 
もともとは1718年、フランスの貴族のために建てられた宮殿で、その後、ルイ15世の愛人として知られるポンパドゥール夫人や、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが住まいにしていたこともある歴史ある建物。
内装がとにかく豪華です 

  


今年から公開されることになったパリ警視庁(Préfecture de Police de Paris)
『メグレ警部』シリーズなど様々な推理小説・刑事ドラマの作品の舞台として有名で、待ち時間は3時間程度ほど。
 
パリ警視庁は別名『オルフェーブル河岸36番地』。
住所がそのまま別名として広く知られています。
   

犯人や事件の写真展示や、中庭の一角では、事件現場を再現した展示や、指紋採取の体験ができるコーナーも。
刑事課の部屋の前まで公開される予定が、事件が発生したため急遽建物内が一部閉鎖になるハプニングもありました
 



国民議会下院(Assemblée National)がある、
ブルボン宮(Palais Bourbon)

入場口がセーヌ川沿いとブルボン宮の裏道の2つあり、裏道のブルボン宮の入場口だと1時間半程度で入場できました。

    
ブルボン宮はルイ14世の娘・ブルボン公爵夫人のために作られた宮殿。
その後増改築を繰り返し、今では下院の議会所として使用されています。 

ドラクロワの天井絵画が美しい図書室 
こちらには15世紀の書物、ジャンヌダルクの裁判の記録も残っているのだそう。


シャンゼリゼ通りにある人気キャバレー、リド(LIDO)
通常店内は写真撮影禁止ですが、この日は一般公開の日のため、たくさんの人が記念撮影していましたcamera

 

 
舞台裏・衣裳部屋にも入ることができます 



ルーブル美術館やピラミッド駅近く、パレ・ロワイヤル(Palais Royal)
かつてはルイ13世の宰相リシュリューやルイ14世、弟のオルレアン公の住居で、20世紀にはジャンコクトーなどの著名人が住んでいました。

 

中庭はパリ市民や観光客の憩いの場となっていますが、
この日は上階から中庭を見下ろすことができます

  
現在建物内は文化省が入っています。
   


ピラミッド駅近く、旧国立図書館 (Bibliotèque National de France)
ベルシー地区にビルのような新しい国立図書館ができ、こちらは旧館。
フランス国内で出版される全ての印刷物は、必ず1部、国立図書館に保存されることになっているそうですbook

 



国営テレビ・フランステレビジョンtv
6時間待ちのため、無料でペットボトルのお水が配られていました。
時折、人気キャスターやコメンテーターが行列の近くに来て、サインや写真のファンサービスで黄色い歓声が飛び交いますcamera

 
   



2日連続で何時間もの行列に耐えながら観光するので、
2日目の帰宅時には疲労困憊。。。

とはいえ、普段は建物の外観だけしか見ることのできない施設に入場できるので大満足の2日間でした




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    • 投稿: 海外より -2012年9月21日 (金) 08時37分

      ■無題
      パリのステキな情報満載ですね。ホテル情報とか個別に知りたいです。

    

    HIS パリ支店

    2024.05
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