季節のイベント
2012.09.20
先週末の9月15日(土)、16日(日)はヨーロッパ文化遺産の日
(Journées européennes du patrimoine ) でした
(Journées européennes du patrimoine ) でした
毎年9月の第3週末の2日間、
通常非公開の施設が入場無料で一般公開されるビックイベント
文化遺産の修復や保護活動のPRのため、20年ほど前に始まったこのイベントは、今ではヨーロッパの他の国にも広がるほどの人気。
今回は、パリ支店スタッフが訪れた文化遺産・施設を
いくつかご紹介
一番人気の大統領官邸のエリゼ宮(Palais de l'Elysée)
もともとは1718年、フランスの貴族のために建てられた宮殿で、その後、ルイ15世の愛人として知られるポンパドゥール夫人や、ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが住まいにしていたこともある歴史ある建物。
内装がとにかく豪華です
今年から公開されることになったパリ警視庁(Préfecture de Police de Paris)
『メグレ警部』シリーズなど様々な推理小説・刑事ドラマの作品の舞台として有名で、待ち時間は3時間程度ほど。
『メグレ警部』シリーズなど様々な推理小説・刑事ドラマの作品の舞台として有名で、待ち時間は3時間程度ほど。
国民議会下院(Assemblée National)がある、
ブルボン宮(Palais Bourbon)
入場口がセーヌ川沿いとブルボン宮の裏道の2つあり、裏道のブルボン宮の入場口だと1時間半程度で入場できました。
ブルボン宮(Palais Bourbon)
入場口がセーヌ川沿いとブルボン宮の裏道の2つあり、裏道のブルボン宮の入場口だと1時間半程度で入場できました。
ブルボン宮はルイ14世の娘・ブルボン公爵夫人のために作られた宮殿。
その後増改築を繰り返し、今では下院の議会所として使用されています。
ドラクロワの天井絵画が美しい図書室
こちらには15世紀の書物、ジャンヌダルクの裁判の記録も残っているのだそう。
ルーブル美術館やピラミッド駅近く、パレ・ロワイヤル(Palais Royal)
かつてはルイ13世の宰相リシュリューやルイ14世、弟のオルレアン公の住居で、20世紀にはジャンコクトーなどの著名人が住んでいました。
中庭はパリ市民や観光客の憩いの場となっていますが、
この日は上階から中庭を見下ろすことができます
ピラミッド駅近く、旧国立図書館 (Bibliotèque National de France)
ベルシー地区にビルのような新しい国立図書館ができ、こちらは旧館。
フランス国内で出版される全ての印刷物は、必ず1部、国立図書館に保存されることになっているそうです
国営テレビ・フランステレビジョン
6時間待ちのため、無料でペットボトルのお水が配られていました。
時折、人気キャスターやコメンテーターが行列の近くに来て、サインや写真のファンサービスで黄色い歓声が飛び交います
2日連続で何時間もの行列に耐えながら観光するので、
2日目の帰宅時には疲労困憊。。。
とはいえ、普段は建物の外観だけしか見ることのできない施設に入場できるので大満足の2日間でした