海外発券デスクのセクシー隊長です。
毎年1~3月は南米のお問い合わせが多くなる時期です。
確かに・・ この時期は南米は夏ですし、
学生のお客様でしたら年次が変わったり
卒業前だったりと時間もたっぷり取れる時期ですので
ベストシーズンといえましょう。
やはり一番人気はマチュピチュです!
一生に一度は見てみたい風景です。
そんな中でよく受けるご質問は
「高山病って大丈夫なんでしょうか・・・・?」
まず自分の経験から言えるのは
「高山病をなめちゃいけません!」
「病は気から」という言葉は高山病によく当てはまります。
あまりナーバスになってしまうと返って良くありません。
しかし海抜150mのリマから3,000m越えのクスコまで飛行機で約1時間です。
徐々に慣らす、なんて暇もなまま空港を降りたとたんに
何となくドキドキするのです。
これから見る風景に想いを馳せて、というのもあるのでしょうけど
そんな悠長なことは言ってられないくらい動悸は激しくなっていきます。
そして売っている袋菓子は日本のそれよりパンパンに膨らんでおり、
標高の高さを物語っております。
翌日列車でクスコからマチュピチュの麓の街まで鉄道で行きますが
その時に悪魔はやってきました
もう景色なんかどうでもいいってくらいに吐き気がこみあげてくるのです。
そして頭痛も・・・ 例えるならば小さいときによくやった「梅干 (両こめかみ
を両こぶしでぎゅーっと押さえつけること)」をエンドレスでやられているような
状態です。普通に座っている事ですら厳しくなってきます。
酸素吸入をすると一時的に楽にはなるのですが、結局はまた
気持ち悪くなり、その繰り返しです。
それでも列車の中はまだ設備も整っているのでまだ良いのです。
もっと最悪なのは麓の街からマチュピチュへいくバスです。
日本に比べると悪路が続きます。ただでさえ気持ち悪いのにこの凸凹が
体調悪化に拍車を掛けます。何度「来なきゃよかった・・・」「降ろして!」と
思ったことでしょう・・・。列車の中では酸素吸入しながらも
ごまかしごまかし行動しておりましたが、もう無理です・・・
これは本当に辛かった・・・・。
道中数回ストップしてもらったくらいです。
だいぶ前に行ったので今は道が整備されているといいのですが・・・
やっと遺跡についたにも関わらず、
私は気持ち悪さ&頭痛と格闘しており見学どころではありませんでした。
話しかけられても「あー」とか「うー」とかそんな感じでした。
気づけば世界屈指の観光地を私は楽しむことも無く
ほとんど同じところで座り込んでました
なんともったいないことを・・・・
正直良い思い出がありません・・・
しかし帰路はびっくりするくらい元気になってました。悔しい限りです・・・。
ただでさえ体調悪化の片鱗が見えていたにもかかわらず
クスコの街で体を馴らさないままマチュピチュへ行った事
が原因でした。
また朝ごはんの時にコーヒーを飲んだことが更に拍車をかけました。
重症の場合ですと死に至ると何度も聞かされました。
私は短期集中型だったようですが、馴れるのに3日~1週間
かかるというのも珍しくないそうです。
人によっては1~2時間で慣れる方もいらっしゃるそうなのですが。
私事ながら、小さいときから水泳をやっており、
スキューバダイビングが趣味なので酸素が少ない環境には
馴れているつもりだったのですが、だめでしたねぇ・・・
近いうちにリベンジしに行きたいと思います。
いずれにせよ高山病で苦しんだままの観光なんて
楽しさ全滅ですよね!
色々調べた結果高山病対策には
①走らない。ゆっくりゆっくりと・・・
②コーヒーやアルコールは控える
③観光目的地(ペルーならマチュピチュ、チチカカ湖など)
に行く前は、体を高度に慣らしてから行く。
④ベルトやきつい服は着ない。
他の方の参考にならず、気のせいかもしれませんが
私は「インカコーラ」(ペルーで売られている黄色いコーラ。
米国メーカーのコーラよりもずっと安い)を飲んだら和らいだ気がしました。
またいざという時のためにも海外旅行傷害保険はお忘れなく!
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