こんにちは。
また日本列島を寒波が襲いましたね。
まったくの季節外れの話ですが、トナカイって何語かご存知ですか?
サンタさんの相棒の、あのトナカイです。
トナカイって、英語だとレインディアーとかカリブーって言います。
じゃあ、トナカイって何語なんでしょうか?
答えはアイヌ語です。
もともとは「トゥナッカイ」という発音だったとか。
でも、なぜアイヌの人はトナカイという鹿を知っていたのでしょうか?
トナカイって北米やロシア・欧州にしか生息していない動物なんじゃないでしょうか?
みなさんは樺太の歴史を知っていますか? 北海道の上にある南北に非常に長い島です(島と言っても北海道より大きいのですが・・・。)
樺太は日本列島とユーラシア大陸の動物相が交わっている非常に特殊な島なのです。
日本史や地理の授業で「間宮海峡」について習いませんでしたか?
間宮海峡は非常に狭い海峡で冬は結氷してユーラシア大陸と地続きになるのです。
あまりの狭さゆえに昔は海峡ではなく湾だと思われていたくらいなのです。
ここが海峡であることを証明したのが間宮林蔵なのです。
話が逸れましたが、間宮海峡はそれくらい狭い海峡なのです。
東シベリアには トナカイ・クズリ(英語だとウルバリン)・ヨーロッパオオヤマネコなどユーラシア大陸の動物が多く生息していますが、これら動物は樺太にも生息しているのです。
しかも、かつて戦前は樺太でもシベリアタイガー(アムール虎)が生息していたそうです。
かつてアイヌの人々は今では大陸にしか生息していないと思われている動物を知っていたのです。
だからトナカイという呼び名が日本に根付いているのですね。
残念ながら今は気軽にこの地を見に行くことができませんが、行く方法はいくつもあります。
もし興味のある方がいらっしゃればぜひお問い合わせください。
今は日本の最北端と呼ばれているところよりも北にある大地があなたを待っていますよ。