現地情報・STAFF体験記(日本)
2014.05.05
G/Wの直前、ニュースで連日のように報道されていましたね。(‐^▽^‐)
群馬県の富岡製糸場がユネスコの諮問機関イコモスに世界遺産登録の勧告をされました。
正式な登録は6月になるそうですが、日本にある建物が世界遺産に認められることに喜びを誇りを感じた方は多かったのではないでしょうか?(ノ_-。)☆
厳密には製糸工場だけが認められたわけではなく、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として近隣の町全体のこれまでの営みが認められたのです。
「きっと今行ってもすごく混んでるだろうから連休明けに落ち着いてから行ってみよう・・・。」 と思っていたのですが・・・、夜のニュースでも取りあげられていたので居てもたってもいられず・・・。
気付いたら夜中の2時に家を出発してしまいました。
「うん、この時間なら一般道も空いているだろうし渋滞にもはまらないだろう。朝一ならすぐに見学できるだろう。こんな時間にそこまでやる人はそうそういないだろう。」 と誰に言うわけでもないのに言い訳を考えていました・・・。(^_^;)
群馬県富岡市は群馬の南に位置していて、ちょうど群馬県と埼玉県の県境に近いのです。
東京の文京区を基点とし長野県まで通じる国道254号線沿いにあるので埼玉からは意外と近かったのです。
朝の5時には着いてしまいました・・・。
ちょっと離れた駐車場で開館時間まで待機していました。(製糸工場は住宅地にあるのでお静かに・・・。)
開館時間は9:00からでしたが、7:30に様子を見に行ってビックリ!
まるで行列のできるラーメン屋さながらです・・・。
住宅地にあるので近隣への迷惑にならないようにとの配慮でしょうか、市の職員の方が数名で交通整理をされてました。∑(゚Д゚)
「休日の朝から申し訳ないです・・・。」と心の中で謝りながら静かに並んでみます・・・。
その後もどんどん人が増え、行列もついには折り返しができるほどでした・・・・。
やっと開場しました。
敷地は大変広いのですが、まだまだ行列は解消していないようです。
ボランティアガイドさんが大勢いらっしゃり、20人前後のグループ単位で敷地内を案内してもらいました。
恥ずかしながら、「世界遺産に登録されるらしい」ということだけでとりあえず来てみた私は「この施設の何が評価されたのか?」ということについて無知でした・・・。
大変大雑把ですが 「近代日本の工業発展の礎であった」「絹産業が勢いを失ってからも私財をかけてこの建物を維持してきた人々の思い」が世界に誇り得る形として認められたのです。
ボランティアガイドを務めてくださった方は元は小学校の教師をされていたそうです。
私財を投じて建物の維持をしてきた経営者の思いに共感して「自分にもなにかできることはないのか」という思いから集まった方がほとんどなのだとか。
大変失礼ながら、今回の報道で注目を浴びる前から、何十年も地元の人々が大事に守ってきた施設なのです。
機会があれば多くの人にこの地を訪れていただき、この町の方々が大事に守ってきた歴史を教わっていただきたいものです。
群馬の山間にある「富岡製糸場と絹産業遺産群」は世界とつながっていたのです。
公の利益に務めてこられた先人のスケールの大きさに尊敬の念が湧いてくることでしょう。
あと、この近くには温泉もあるのできっと充実した休日が過ごせると思いますよ。
6月の正式な登録が発表されるのが待ち遠しいですね。(*゜▽゜ノノ゛☆
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