

日本の皆様はホワイトクリスマスなんかを期待しているころでしょうか?ここニュージーランドでは真夏のクリスマスを迎えます。そして、このクリスマスは一年で一番大きなイベント!たいていの家庭では、家族が集まり盛大なパーティーを開きます。 各家庭によってパーティーの内容は違うでしょうが、一般的なクリスマスの過ごし方(のはず!)の一例として、うちの夫の家庭での過ごし方を紹介します。毎年、お昼くらいになると、ビールやワイン、各分担の手料理など、そして忘れてはいけないみんなへのプレゼントを両手に抱えて主催の家を訪れ、まずは写真のように、クリスマスツリー(本物の木です!)の下にプレゼントをおきます。後はガーデンに出て、そこにセットされたテーブルといすに着き、もう早速チーズやクラッカーなどのスナックを片手にワイン、ビールなど各自好きな飲み物を飲み(昼間から!)、久々に集まった家族の近況報告などで盛り上がります。全員がそろいお料理もそろったところで、メリークリスマス!と乾杯をし、「ディナー」の開始です。(お昼でもこの日のメインのゴージャスなお食事なので、ランチではなくディナーと呼んでいます!)クリスマスハムと呼ばれる、スイカより大きいハムを切り分け、ローストチキン、ポテト、何種類かのサラダなどなどといしょにいただきます。そしてその後はもちろん、デザートタイム!クリスマスケーキはアイスクリームやカスタードクリーム、生クリームなどを添えて、いただきます。ほかにもトライフルやほかの種類のケーキ、フルーツなども並びます。クリスマスケーキは日本のように、イチゴののった生クリームのスポンジケーキではなく、洋酒とドライフルーツがたっぷり入ったずっしりと重いフルーツケーキです。
楽しいお食事の後は、いよいよお楽しみのプレゼント!子供たちのうち何人かが、木の下のプレゼントをそれぞれに配ります。みんな受け取った瞬間からビリビリと包装紙を破き、どんどんプレゼントをあけ、感嘆の声をあげ(たいていの場合)、贈り主に「ありがとう!」「これほしかったの」などなどの声をかけていきます。大人も子供も、しばらくは、自分のプレゼントをほかの人に見せたり、見せてもらったりで、盛り上がります。しばらくして落ち着いた後は、破いた包装紙を片付け、大人たちはまた飲み物片手におしゃべりに興じたり、子供たちとプレゼントのおもちゃやゲームで遊び始めたり、散歩に出かけたり。そうこうしている間にもう夕飯の時間。夕飯は特に改めて料理することもなく、あまったお昼の残り(たいていたっぷりと残るし、ずーっとスナックをつまんだり、飲んだりしてるので、そんなにおなかもすかないのです。)に、パンを足したりして、またお食事、そしてまた飲む飲む。。。。
そんなこんなしている間に日もとっぷり暮れ、じゃあそろそろ家路へ。。。というわけです。
日本の皆さんも、外にテーブルをセッティングというわけには行かなくても、たまにはこんなニュージーランド風のクリスマスを家族と一緒に過ごしてみませんか?