「H.I.S.がバングラデシュのことで日経新聞の一面に出てるよ!」
と友人からメールが送られてきて、見てビックリ。
社名は出ていないものの、
大手旅行会社がバングラデシュに取り組んでいること
体験型ツアーに若者が多く参加したこと
現地に支店を開いたこと
弊社しかありません
勿論、わがダッカ支店のことです
H.I.S.史上初(?)、日経一面デビューです。
記事の内容は、現代の企業に対しての苦言で締められていました。
私たちもまだまだ道半ば、常にお客様目線で良い商品・サービスを提供して参ります
以下、全文をご紹介します。
[2010年4月10日 日本経済新聞朝刊 春秋より抜粋]
海外旅行への関心が薄い。
そう言われることが多い若年層の一部で 今、人気急上昇の行き先があるという。
バングラデシュだ。
ある大手旅行会社が昨年春から本格的に取り組みを始め、1年間で400人以上の大学生を送り出した。
▼ツアーといっても普通の観光旅行とは違う。現地の社会団体と共に学校建設に汗を流したり、
日本向けの雑貨を作る工場で工員と交流したり。肌で途上国発展途上国を理解する旅だ。
発案者の予想を超える反響に回を重ねてきた。
貧しさ。明るさ。親切。自分の無力さ。「すべてが新鮮だった」と参加した学生らは語る。
▼旅行会社は本当に若者が求める商品を提供しているか。そんな反省が出発点にある。
改めて彼らの姿を見ると、ゴミ拾いやボランティアなど社会活動への関心の高さに気づいた。
彼らの志向に応える旅があるのではないか。物見遊山とは違う体験型ツアーが、こうして始まった。
拡大を受け、現地に支店も開いた。
▼若者の消費意欲が低いという。本当だろうか。
ゴミを減らすため、容器の厚みを減らしたミネラル水が若者の支持でヒットしている。
環境問題や社会貢献など、楽しさや満足感の新しい物差しが生まれつつある。
それに多くの企業が気づかず、すれ違い、互いに不満をため込んでいる。
そんな構図が浮かび上がる。