ブログ 2010.04.21

アッサラーム・アライクン!


少し前にHISのバングラデシュへの取組みがまたまた新聞に取り上げられました!

4/16(金)の日経MJ(日経流通新聞)です。

社内からだけでなく、お客様からも掲載していると声をかけていただき、弊社の取組みに対して賛辞を頂きました。

これも一重に関わって頂いた皆様のおかげです。ありがとうございます。

今後とも努力してまいりますので、宜しくお願い致します。


以下に本文を紹介させて頂きます。


(以下日経MJより)

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日経MJ 2010年4月16日

■『物見遊山より社会貢献』
石鍋仁美のマーケティングの「非・常識」

<<変わる若者の海外旅行>>
若者の心が海外旅行から離れているという。本当だろうか。発想を変えて新

市場を開いているのがエイチ・アイ・エス(HIS)だ。昨年春からバングラデシュ
を舞台に新しいタイプのツアーを実施、1年間で計450人の大学生らを送り

込んだ。

普通の観光旅行ではない。現地で活動する社会団体とともに学校建設に

汗を流す。日本に輸出するバッグ工場で工員と交流する。学生寮に泊まり

現地の若者と意見を交換する。具体的なメニューはツアーにより異なるが、

いずれも途上国であるバングラデシュを肌で理解する旅だ。

企画の中心となったボビー・A・ハック執行役員本社仕入本部長によれば、

話は2年前にさかのぼる。各種調査や実績の数字を見れば、若者の海外

旅行離れはあきらかだ。

それでは今の若者は一体、何に関心を持っているのか。改めて見てみると、

街でごみを拾う、ボランティア、環境問題への取り組みなど、ソーシャル(社会
的)な分野に関心を持つ人の多さに気づいた。

ハック氏はバングラデシュ出身。両国の懸け橋になることを夢に、25年前HIS
に就職した。しかし旅のプロの目で見れば、バングラデシュはタイやベトナム
より遠く、普通の意味での観光資源も豊富とはいいにくい。ビジネスとして形
にするのは難しかった。

しかし今の日本の若者ならどうだろう。メディアで報じられる「人付き合いが
苦手」といったイメージとは違い、社会への関心も高く、世の中のために何か
をしたいと感じている。しかし何から始めたらいいかが分からない。
一方、バングラデシュには貧しいが、明るく生きる子供たちや若者たちがいる。
「彼らの姿を見ることは、日本の若者たちに『きっかけ』を与えることにつな
がるのではないか」と考えたという。頭にあったのは、現地で事業を起こした
日本人らの事例だ。子供らに教育を受けられる場をつくろうと活動する

エクマットラという団体がある。代表の渡辺大樹氏は29歳の日本人。バッグ

工場は以前本欄でも紹介したマザーハウス(東京・台東)の生産拠点で、

社長の山口絵理子氏はやはり20代の日本人。「同じ日本人で、少し先輩の

こうした活躍を見ることも、刺激になるはず」とハック氏はみる。

企画の第1弾は昨年春だけで2回実施したマザーハウスの見学ツアーだった。

参加者は皮のなめし工場などを見学し、街で材料を買い、現地の工員から

指導を受けバッグの試作に取り組んだ。貧困の悲惨な現場を見て同情し、

いくらか寄付をして帰国するといった従来のスタディーツアー(勉強色の強い

旅行企画)とは発想が全く異なる。このときの旅が「予想以上」(ハック氏)の

成功を収め、その後の展開の出展になった。旅のプランづくりには日本の

学生の協力もあおいだ。楽しみながら社会貢献をする団体のメンバーだ。

生の声を取り入れることが、硬くなりがちだった従来のスタディーツアーとの

違いにつながった。

バングラデシュから帰国した学生の感想集がある。「貧しいのに全くこびたり

卑屈になったりしない人々の生き様にショックを受けた」「目に日本にはない

輝きを感じた」「人々はまっすぐ明るく生きており、途上国の発展を援助する

という(自分らの)上から目線の考え方が揺らいだ」間接情報で形作られた

「途上国」「最貧国」への理解が変わるのも旅という体験の醍醐味だ。

現地で参加者同士の議論が自然に始まり、帰国後も交流が続く。
「海外離れは、若者の志向に合わせた商品の提供が十分ではなかった結果

ではないか」とハック氏は反省する。HISは今春、バングラデシュに日本人が

常駐する支店を開設した。他の途上国ツアーも企画中。現地での経済効果や

雇用と日本の若者らの成長の両方に役立つ商品開発を目指すという。
(編集委員)
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    • 投稿: 本日の気になるニュース -2010年6月 1日 (火) 10時12分

      ■全く知りませんでした!
      ダッカにもHIS支店!今日、知人のメールで知りました!ダッカ在住です。(http://www.e-jaban.com)日本の若者向けに、スタディツアーを組んで、人間再生ツアーはいいと前から思ってました。ご苦労もかなり多いだろうので、「ご愁傷さまです・・・」って思いますが、ぜひ頑張ってください。また遊びにきます。(アメブロのほうはほとんど更新してませんのでご了承ください・・・)

    • 投稿: HISダッカ支店 -2010年6月 3日 (木) 03時44分

      ■Re: >本日の気になるニュースさん
      本日の気になるニュースさん、こちらこそ、よろしくお願いします!ご存知のように、なかなか一般的な観光でバングラデシュを訪れる人は少ないです。でも、いらっしゃった若い人たちの(大げさに言えば)人生を変えてしまうような体験をご提供できるのが、この国の旅行のすごい力だと思い、従来の当社の海外支店とは、ちょっと違った味付けで始まったのがダッカ支店なんです。確かに、なかなか「先進国」のようにスムーズにはいきませんが、それも軽~く楽しみつつ、お客様には、少しでもストレスがなくなりますよう、頑張って参ります。ダッカはこれからも暑い日々ですね。これからもよろしくお願いします!

    

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