ひとまず、写真を一枚ご覧ください。
もう一枚。
本当は一枚にしぼるはずができずに三枚目(笑)。
…す、すごいでしょう!? 自画自賛手前味噌モード突入の写真がたくさん撮れた村、それが今回のブログでご紹介するループゴンジです。ちなみにさっき、グーグルで「ループゴンジ」(ベンガル語読み)と「ループガンジ」(英語・ヒンディー語読み)を検索したら…1件もヒットせんがな! そんな村のお話です。
情報が1つもヒットしない村に行った理由は、前回のブログでも書いたような、バングラ人からの「おらが故郷自慢」が発端。休みの日のお昼ごろ、一度ブログにも登場したリキシャー漕ぎのムハマド翁とダッカの街中で待ち合わせしたら、
翁 「今日、☆※♪⊇行くかい?」
自分 「…ふへっ?」
そういえば先週、翁の奥さんの実家の村の話をしてたような…。なんとかゴンジ(「ゴンジ」は「村」や「街」の意味)とか言ってたなー。いかん、前の晩夜更かししてたせいで頭がぜんぜん回ってない!よし、ここは明日の勤務に備えてガツンと一言、
自分 「はいっ、お供します」(笑)
翁 「体力あるんかい!」
(すいません、話作りました)
というわけで、中央駅のあるダッカのコムラプールからCNG(緑色の三輪ミニタクシー)で一路東へ。
手持ちのガイドブックに載ってる地図はすぐに役立たずになりました。観光地行きではないから当然ですが。しかも、熱気と貸切車(CNGだけど)に乗っている安心感と、適度な車の揺れに睡魔がヒシヒシ…。
おそらく30分くらいウトウトしていたら…はっ!
「よくわからんけどすごい景色」(笑)になりよる! 一気に目が覚めた!
そこから横道に入ったすぐの場所が、ループゴンジの村でした。この家(=翁の奥さんの実家)の前が、いきなりこんな景色だなんて。日本ではありえない、水と視界の広がりです。▼
家の中に案内されても、窓の外の景色に感動しきりでした。部屋の中だって、これだけ広々した土地だと風通りも充分。クーラーはもちろん、扇風機がなくてもめっちゃ涼しい! こんな景色の中で寝起きできたら幸せやろなあ。などと柄にもない綺麗な言葉が自然に出てくるほど、ループゴンジの景観はすごい。まさに「『美しすぎる』バングラデシュ」です(笑)。
ちなみにこの家のお母さん、近くのニット工場で働くベテランらしく、いろいろなサンプルを見せてくれました。この高温で毛糸の服見せられても暑苦しいけど(笑)。製品は欧米に輸出されるそうです。稼いだお金で買ったのが、現在の土地と家。6年前に7万タカ(10万円弱)で購入した土地は、いまでは80万タカ(約110万円)の価値があるとか。土地バブルが起きているようです。
家の裏庭(広い!)は家庭菜園になっていて、
さらに進むとそのまま…
桟橋のような竹組みが水の上に出ていて
おっちゃん、そのまま飛びこんだ! こんな広い"露天風呂"使っとるんか!
「何これ?」
「シャプラね」
シャプラは蓮のこと。水の多いこの国を代表する花です。でもまだツボミやんか。
強引に開かせた! きれいなのはわかるが、なんか腑に落ちんのよなあ(笑)。それで、この"蓮の花おじさん"(たぶん親戚です)がひと言、
おじ「外、歩いてみる?」
これが、続く90分間で352枚を撮るという怒涛の感動体験の前ぶれとは、誰が想像しえたであろうか、いやない(反語)。というわけで、ループゴンジ訪問記後半戦は村と河の景色を一挙公開です。
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ループゴンジ(Rupganj)
行きかた: ダッカの中心部、グリスタン・バスターミナルから路線バスで東に30分、さらに乗り合いCNGに乗り換えて北東に20分。この方法は完全に地元の人向けなので、ダッカから専用車をチャーターして訪れるのがおすすめです。
現地で: いわゆる観光地、外国人向けのレストランもないのでご注意ください。ダッカからならば、昼食後に訪問し、夕暮れの雰囲気を楽しんで帰るのがいいでしょう。また、ループゴンジはあくまでも普通の村。住民の生活を必要以上に邪魔しないようにお願いします。
▼河が「つ」の字型にカーブしている場所の東岸(白い部分)が、集落の中心部(モスク・学校)です。
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投稿: 本日の気になるニュース -2010年11月20日 (土) 02時50分
■キレイですね!
ダッカから近いのに美しいところですねーー!それでいつものおせっかいですみませんが、ルプゴンジでの表記だとヒットがあるようですね。なかなか現地の言葉を日本語化するのは個々人で違いがお大きいので苦労するところですが、今度機会があれば行ってみたいです!それと日本からとホテルの問い合わせがあったので、紹介しておきました!もし問い合わせがあればよろしくお願いします! -
投稿: だんちゃん -2011年8月29日 (月) 07時52分
■日帰りツアーはありますか
今度バングラデシュに初めて旅行に行くので検索していたら、この記事を目にしました。大人二人と子どもひとりで日帰りするのもいいなと思うのですが、どこに問い合わせればいいのでしょうか。